ウイルスには沢山の種類があります。コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなど、よく聞く名前ですが、これらは大きく2通りに分類されます。
エンベロープタイプのウイルスには、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、風疹ウイルスが含まれます。
非エンベロープタイプのウイルスには、ノロウイルスやロタウイルスが含まれます。
これら2種類の大きな違いは、その構造にあります。エンベロープタイプは、外側にエンベロープと呼ばれる主に脂質からなる膜がありますが、エタノールや界面活性剤などが作用しやすく、膜が壊されていきます。
一方で、非エンベロープタイプは強固なタンパク質の殻に囲まれているため、外からの影響を受けにくく、消毒剤などが一般的に効きにくい傾向にあります。
ウイルスを良く知るとともに、普段の生活における心がけが大切です。
厚生労働省や学会では、ウイルスに関するQ&Aや普段の生活での注意点などを示していますので、参考にしてください1,2)。
ウイルス構造のイメージ図