【出典】
・手指消毒による感染リスク低減とQOL向上の両立―塩化ベンザルコニウムとエタノールの組合せによるウイルス不活化効果―
リンク先:https://doi.org/10.11447/jjra.SRA-0420
・補足:市販手指消毒剤の15秒暴露によるウイルス不活化効果
リンク先:https://doi.org/10.11447/jjra.L-22-017
ウイルス不活化試験の国際規格の1つである欧州統一規格EN14476:2013+A2:2019に記載された定量的懸濁試験に基づき行いました。消毒液と接触することにより、実験的に接種した感染性ウイルスがどのくらい減少するのかを調べ、不活化効果を試験する方法です。
上表では原著論文と同様に、減少量をLog10で示しています。減少量3Log10は感染性ウイルスが99.9%不活化されたことを意味しており、一般に不活化に有効と判定されます。いずれの消毒剤も減少量4Log10以上を示しており、インフルエンザウイルス及び新型コロナウイルスの不活化に有効であるという結果となりました。