漂白剤が使えない素材や、化粧汚れがついたマスクの洗い方
マスクを日常的に使う生活となり、場面によって、様々な素材のマスクが使い分けられることも多いようです。そのような中、「漂白剤を使えないマスクのウイルス除去はどうすればよいのか」 また、「マスクについた化粧が落としにくい」という生活者の声も依然として多いのが事実です。こちらのコンテンツでは、漂白剤が使えない素材や化粧汚れがついた場合にも活用できるマスクの洗い方をご紹介します。(お手持ちのマスクが洗えるかどうかは、必ず、マスクの表示をご確認ください)
<ご注意>
■花王製品の例:アタック泡スプレー除菌プラス
●製品をお使いいただく際には、必ず使用前に、使い方と使用上の注意をよくお読みください。
下記に、99%のウイルス除去効果を確認できた一例をご紹介します。
【実験条件】
綿平織布にウイルス浮遊液を滴下し乾燥させた後、その位置に、精製水または部分用洗たく洗剤を滴下し、5分後の布上のウイルス除去効果を評価した。
◆部分用洗たく洗剤:アタック泡スプレー除菌プラス
*ウイルス数:対照を100としたときのウイルス数
・エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証
・すべてのウイルスを除去するわけではありません
下記に、化粧汚れがついたマスクの汚れ落ちを確認できたデータをご紹介します。
【洗浄条件】
①「標準濃度の洗剤+塩素系漂白剤」を用いた標準的な洗い方(詳細はこちら「漂白剤を使用するマスクの洗い方」)
②「部分用の洗たく用洗剤」を用いた洗い方(本コンテンツ内でご紹介している洗い方)
綿以外にポリウレタンなどの化学繊維が使われていると、漂白剤を使用できない場合があります。これらの繊維は、漂白剤の「アルカリ性/弱アルカリ性」では傷んでしまうためです。「中性洗剤」なら、綿以外の素材にも幅広く使えるものも多くあります。
化粧品は、オイルと顔料が混ざり、化粧崩れをしないように設計されており、洗剤を薄めた液では十分に落ちないことが多いのです。また、マスクのようにもみ洗いは避けた方がよいアイテム※3は、ごしごしするような力も加えられません。そのため化粧汚れを落とすためには、洗剤そのものに、素早く汚れに浸透し汚れを強力分解できる性能を持つものを使うことが必要なのです。
漂白剤以外でも、界面活性剤やアルコール、その他の成分を組み合わせてウイルスを除去できる場合もあります。製品でウイルス効果を検証をしている場合には、検証に用いたウイルス※4が製品に記載されていることがあります。製品表示をご確認ください。
★「マスクの洗い方」に関する「よくあるお問い合わせ」は こちら