2023年度 第21回花王健康科学研究会 研究助成応募要項
第19回研究助成者による成果報告会をWeb開催（2022年11月12日）

少子高齢化社会における、萌芽的な健康価値の創造およびそのしくみの構築に関した研究に助成を行います。

（1）エネルギー代謝、循環機能、運動生理、睡眠などに関する研究
（2）栄養、運動などに関する実践活動研究
（3）以下の二つの特定研究テーマに関する研究
　 ① 感染防御に関する研究
　 ② 脳・神経機能と生活行動に関する研究

総額1000万円（研究内容により、1件50～200万円）
※原則として特定の商品化研究を除きます。

日本国内で上記の助成対象とする研究に取り組んでいる方。活動実績は問いません。応募者は50歳未満（2023年1月1日時点）とします。昨年度の研究助成金受領者（共同研究者も含む）は今年度のみ選考対象外となります。

応募希望者は花王健康科学研究会Webサイト（https://www.kao.com/jp/healthscience/enqaid/）より助成申請書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、当事務局宛に郵送、又はメールに添付してお申し込みください。

〒131-8501 東京都墨田区文花2-1-3
花王株式会社
ヘルス＆ウェルネス研究所内
花王健康科学研究会 事務局（担当：森、田所、水野）
E-mail：kenkou-rd@kao.co.jp

2023年6月20日（火）必着

本研究会選考委員会で行います。

2023年9月中旬予定
（11月11日に授与式予定）

　2022年11月12日に、第19回研究助成者による成果報告会が行われました。今回は昨年・一昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況に配慮してWeb開催となりました。また、成果報告会に先立ち、2022年度の第20回研究助成者とテーマの紹介も行われました。第20回は11件のテーマが採用されました。

　今回の成果報告会では、エネルギー代謝、循環機能、運動生理、睡眠などに関する研究、栄養、運動などに関する実践活動研究、特定研究テーマ1.脳・神経機能と生活行動に関する研究、特定研究テーマ2.感染防御に関する研究という健康づくりに関する幅広い研究分野から、興味深い成果が次々に報告されました。各発表後は、研究助成テーマ選考委員長の板倉弘重先生（茨城キリスト教大学名誉教授）、選考委員の香川靖雄先生（女子栄養大学副学長）、同じく選考委員の宮崎滋先生（公益財団法人結核予防会理事/総合健診推進センター所長）、他の研究助成者の皆さんから多角的な質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
　前年に引き続き、対面での交流が叶わないWeb開催とはなりましたが、質疑応答にチャット機能を取り入れ、Webならではの報告会となりました。
　約4時間にわたる成果報告会の総評として、板倉弘重先生からは「熱心で貴重な成果を発表していただき、さらなる研究の発展が期待されました。栄養・食事・運動・睡眠などは人の健康の基本ですが、本日の発表では新しい指標を使った創造的な研究を知ることができました。さらに研究が進むことで人々のQOLが向上することが期待できました。今の世界には、新型コロナウイルス感染症の広がり、災害、気候変動、紛争など多くの課題が残りますが、研究助成者の皆さんが尽力されている基礎から実践までの研究が、ますます必要になると実感しています。研究費を有効に使って人々を幸せにしていただくことを願っています」という総評をいただきました。研究のさらなる発展と成果に期待が寄せられました。