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角層の細胞間脂質

細胞間脂質とは

角層を構成する角層細胞の間には、「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」という脂質があります。
角層をレンガ塀に例えるならば、角層細胞はレンガに、細胞間脂質はレンガ同士の間を埋めるセメントに例えることができます。
細胞間脂質は、角層細胞の間で、「セラミド」などからなる脂質の層と水分子の層が、交互に規則正しく何層も重なりあう「ラメラ構造」という層状構造を形成し、角層の働きを支えています。

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角層の細胞間脂質(イメージ)

細胞間脂質の働き

細胞間脂質は、角層細胞と角層細胞の隙間を満たして、外部からの刺激の侵入や、体内の水分の過剰な蒸散を防ぐ、角層のバリア機能の一端を担っています。

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角層のバリア機能(イメージ)

【コラム:セラミドとは何か】

セラミドは、「スフィンゴ脂質」という特殊な脂質の1つで、細胞間脂質の多くを占めています。脂質でありながら、その化学構造に水となじみやすい「親水基」という部分を持っているため、水の分子と共に、ラメラ構造をつくることができます。このような構造の細胞間脂質を持つ角層は、バリア機能や保湿機能が高くなります。

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セラミドを含む脂質が水分をはさみこんで細胞間脂質を構成する(イメージ)

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