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肌とはなにか

肌とは

肌(皮膚)は、人の体全体を包む臓器です。
肌は、ふだん私たちが触れている外側から順に、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の層状の構造をしています。また、それらの中に「血管」「リンパ管」や神経系、「皮脂腺」「汗腺」などの付属器があり、それぞれがかかわりあいながら機能しています。

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肌の構造(イメージ)

肌の働き

肌(皮膚)は人の体の表面を覆って、内部の大切な器官や臓器を守り、体温を調節し、体の水分・体液などが失われないようにするなど、体を正常な状態に保つうえでとても大切な働きをしています。
肌には、具体的には次のような働きがあります。

  1. 体の内と外を分け、外部からの刺激(紫外線、乾燥、ほこりなど)から体内の水分や諸器官を守る[バリア機能]。
  2. 皮脂や汗を分泌して老廃物を排出する[分泌・排出機能]。
  3. 表皮や毛穴を通して外界から薬剤などを吸収する[経皮吸収機能]。
  4. 外部の温度を伝わりにくくすると同時に、体温を一定に保つよう調節する[体温調節機能]。
  5. 複数の感覚器が、触・圧・痛・温・冷などの外界の刺激を脳に伝える[感覚機能]。
  6. 侵入した異物や細菌などを排除して、体を守る[免疫機能]

【コラム:肌は「人体最大の臓器」】

肌(皮膚)は、「人体最大の臓器」ともいわれます。個人差や部位の差はありますが、脂肪を除くと、厚さは平均約2ミリ。成人では、肌全体を一枚に広げると約1.6㎡(畳1枚くらい)の面積があり、重さは皮下組織も含めると体重の約16%にも及びます。

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