2024年度 第22回花王健康科学研究会 研究助成応募要項
第20回研究助成者による成果報告会を開催（2023年11月11日）

少子高齢化社会における、萌芽的な健康価値の創造およびそのしくみの構築に関した研究に助成を行います。

（1）エネルギー代謝、循環機能、運動生理、睡眠などに関する研究
（2）栄養、運動、睡眠などに関する実践活動研究
（3）以下の二つの特定研究テーマに関する研究
　 ① 感染症に関する研究
　 ② 脳・神経機能と生活行動に関する研究

総額1000万円（研究内容により、1件50～200万円）
※原則として特定の商品化研究を除きます。

日本国内で上記の助成対象とする研究に取り組んでいる方。活動実績は問いません。応募者は50歳未満（2024年1月1日時点）とします。昨年度の研究助成金受領者（共同研究者も含む）は今年度のみ選考対象外となります。

応募希望者は花王健康科学研究会Webサイト（https://www.kao.com/jp/healthscience/enqaid/）より助成申請書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、当事務局宛に郵送、又はメールに添付してお申し込みください。

〒131-8501 東京都墨田区文花2-1-3
花王株式会社
ヒューマンヘルスケア研究所内
花王健康科学研究会 事務局（担当：森、田所、水野、江野口）
E-mail：kenkou-rd@kao.co.jp

2024年6月21日（金）必着

本研究会選考委員会で行います。

2024年9月中旬予定
（11月30日に授与式予定）

　2023年11月11日に、第20回研究助成者による成果報告会が行われました。今回は3年続いた新型コロナウイルス感染症の状況に配慮したWeb開催とは異なり、リアル開催としました。また、成果報告会に先立ち、2023年度の第21回研究助成者とテーマ10件の紹介も行われました。

　今回の成果報告会では、エネルギー代謝、循環機能、運動生理、睡眠などに関する研究、栄養、運動などに関する実践活動研究、特定研究テーマ1. 感染防御に関する研究、特定研究テーマ2. 脳・神経機能と生活行動に関する研究という、健康づくりに関する幅広い研究分野から、興味深い成果が次々に報告されました。各発表後は、研究助成テーマ選考委員長の板倉弘重先生（茨城キリスト教大学名誉教授）、選考委員の香川靖雄先生（女子栄養大学副学長）、同じく選考委員の宮崎滋先生（公益財団法人結核予防会理事/総合健診推進センター所長）、新しく選考委員になった高橋貞夫先生（上尾中央総合病院糖尿病内科診療顧問）、他の研究助成者の皆さんから多角的な質問が寄せられ、対面ならではの活発な議論が展開されました。
　約4時間にわたる成果報告会の総評として、板倉弘重先生からは「熱心な活動報告と活発な議論があり素晴らしい会でした。研究においては、思った通りの結果が出ないことも素晴らしい成果。AI予測では大体決まった結果になりがちですが、皆さんの研究で異なる結果が出ることは新しい発見につながります」という総評をいただきました。研究の更なる発展と成果に期待が寄せられました。