パサつき・くせ毛対策にもなる、乾かし方・スタイリングの手順
乾いて、髪内部の水素結合が安定してできて、髪の形がきまります。
髪全体の形や毛流れが整って、しっかり乾いたときに、ヘアスタイルが決まります。
しかし、ドライヤーによる乾燥実態調査で、翌朝くせがつかないくらいしっかり乾かしている人は10%以下でした。
【参照】速く乾かす
上手に乾かす基本ステップ
根元が濡れているうちに、ドライヤーを持っていない方の指先を頭皮に触れて小刻みに動かし、根元部分にドライヤーの風を入れて指先でさらさら感を感じるまで乾かします。
根元をしっかり乾かすと…
濡れてバラバラに頭皮に倒れている髪を起こすことにより、毛穴を起点に髪が動きやすくなり、毛流れを整えやすくなります。根元の数ミリがしっかり立ち上がり、シルエットがきれいに整い、ボリュームが保てます。
乾かし始めるタイミングは?
根元から毛先まで、髪が湿っているうちにドライヤーで乾かしましょう。
少し放置する場合、表面や毛先から乾いてしまうので、根元・内側に指を入れて空気を入れるようにしましょう。
根元を乾かす前に、毛先や表面がかなり乾いてしまっていたら、ウォータータイプのスタイリング剤や洗い流さないトリートメント、寝ぐせ直しなどで湿らせましょう。なめらかにして、髪が絡まないようにしておくと、毛流れを整えやすく、乾かしやすくなります。
根元が乾いたことを指で確認しながら、ドライヤーの風が根元から毛先に向かうようにして、指でざっくり毛流れを揃えるようにしながら乾かします。毛先に風を当てないようにすると、根元から徐々に乾いて毛流れが揃い、自然に毛先もまとまります。
髪が長い、毛量の多い人のためのコツ
「さらさら」になるのが乾いた目安
水分による細かい束々が解消し、指に吸い付くような感触からさらさらな感触になったら、乾いた目安です。
少し冷たく感じるのもまだ水分が残っているサイン。部位を変え何巡りもして乾かしていくと、頭髪全体の乾き具合を合わせられます。
■乾かし残しがないか確認して、冷ます
手で触って乾かし残しがないかチェック。根元も含め全体が乾いて毛流れが整ったら、空気を含ませたりドライヤーの冷風を当てて、髪の温度を室温と同じにします。
■分け目、シルエットを整える
分け目、毛流れや形、ボリューム感を整えて仕上げます。
スタイリング剤で仕上げる場合も、ちゃんと乾いて冷めてから塗布し、濡らしすぎないようにしましょう。
塗布してからもしっかり乾くまで動かしすぎないのも大切です。