パサつき・くせ毛対策にもなる、乾かし方・スタイリングの手順
バラバラの角度で倒れている髪の根元を、頭皮から離して起こして乾かす。髪が動かしやすくなり、流れを揃えやすくなります
耳より前
毛流れの方向は後ろから前
毛流れに逆らわないように、後ろから前に向かって乾かします。真ん中、左右の耳の上の三方向で。
後ろ
つむじを左右から覆う
根元全体を左右から斜めにジグザグに指を動かして乾かし、つむじを左右から覆うようにします。
ドライヤーを持っていない方の指を動かして、根元にしっかり風を入れる
根元を乾かす前に、毛先や表面がかなり乾いてしまっていたら、ウォータータイプのスタイリング剤や洗い流さないトリートメント、寝ぐせ直しなどで湿らせます。髪が絡まず、毛流れを揃えやすいように表面のなめらかさを確保しておくことも大切です。
根元がさらさらになったら、根元→毛先方向に、毛流れを揃えるようにしながら乾かします。ドライヤーの風が根元から毛先方向に流れるようにします。
耳から前:
髪を頭に巻きつけるように。
丸みに沿って手グシを通しながら乾かします。
耳周りの短い髪は頬に添うように。
耳より後ろ:
毛先を前に引き出すように。
後ろの襟足から前に向けてドライヤーの風を当てる。
表面や毛先をきれいに仕上げるには
乾く間際、髪がバラつかないようにブラシでホールドし、ドライヤーの風を当てながら流れを整えます。髪に無理な力がかからないようにします。
毛流れに逆らわない、頭を覆う流れが自然
顔を前に傾けて、つむじから自然に頭をおおう流れが自然な流れ。素直な流れで根元から乾かしていくと、毛先まで自然にまとまります。
カール・ウェーブスタイルもしっかり乾かして仕上げる
カール・ウェーブスタイルも、仕上がりは、乾いた状態(水素結合)で保たれます。根元から毛流れを揃えるように乾かし、パーマのカールを生かしたい部分は、わずかに湿った状態からカールを仕上げます。
毛流れを揃えながら乾かすと指を通してねじれをほどくので仕上がりが伸びた感じになりますが、無理やり伸ばすのでなければ、パーマ自体の持ちが悪くなるということはありません。
毛先まで乾かさないほうがいいと放置するだけでは、整えず、乾かし損ねるため、パーマ部分はバラバラになりやすく、持ちにくくなります。
毛先部分が指がすーっと通るようにコンディションを整えておくことも大切です。
(方法1)ドライヤーを使ってカールを整えて乾かす
■襟足の根元
パーマを生かして、ゆるやかなウェーブが出るように軽くねじり、後ろから(根元から)ドライヤーを当てて乾かします。ねじりは軽く。
■毛先
手の上でウェーブの大きさに丸めて毛束を持ち上げ、弱風で乾かします。
乾いたら手の上で冷ますと持ちがよくなります。
(方法2)しっかり乾かしてから、スタイリング剤で軽く濡らしカールを出して整える
毛先までほぼしっかり乾かしてから、カールを出したい部分にフォームやワックスを塗布し、そのわずかに濡れた状態でカールを整え、乾くまでの間に髪がばらばらにならないようにしします。①のように乾かしてしまえば確実に持ちが良くなります。
(方法3)わずかに湿った状態でカールを整えて乾くまでまとめておく
カールを出したい部分を少し湿った状態で、ウェーブを出すように適度に(ゆるめに)ねじって止めておきます。しっかり乾いたら、ほどいて整えます。仕上げにスタイリング剤をつける場合は、濡らしすぎないように。
■乾かし残しがないか確認して、冷ます
手で触って乾かし残しがないかチェック。根元も含め全体が乾いて毛流れが整ったら、空気を含ませたりドライヤーの冷風を当てて、髪の温度を室温と同じにします。
■分け目、シルエットを整える
分け目、毛流れや形、ボリューム感を整えて仕上げます。
スタイリング剤で仕上げる場合も、ちゃんと乾いて冷めてから塗布し、濡らしすぎないようにしましょう。
塗布してからもしっかり乾くまで動かしすぎないのも大切です。