髪が形づくメカニズム
髪には、水に濡れると結合が切れて形を変えられる部分「水素結合」と、パーマのような化学反応でしか形を変えられない部分(髪の元々の形)「化学結合」があります。
洗髪した後乾かして整える日々のお手入れは、水素結合を利用しています。
化学結合は、水分の出入りによって変わらない結合を利用して、元の髪の形を変えたり毛流れを整えたりして、日々のお手入れをしやすくしたり、整えたときと乱れたときの差を小さくしたりします。
濡れた髪は、水素結合が切れて形が自由に変えられる状態です。形を整えて乾かすとヘアスタイルが決まります。髪全体がムラなく乾いたときに形が整っていると、そのスタイルが長持ちします。
乾くというのは・・・
毛髪内の水分の移動がなくなること。
毛髪内の水分量は、外気の湿度に左右され、湿度が高いほど毛髪内の水分量も多くなります。毛髪を乾かしすぎると、乾燥後に湿気を吸収し、逆にスタイルが崩れやすくなることがあります。