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スタイリングのQ&A

  • スタイリング方法
Q.

自然乾燥とドライヤー乾燥、どちらが髪にいいの?  

A.

自然乾燥でも、髪全体が乾いたときに、髪の流れが整ってヘアスタイルがまとまる人は、自然乾燥でOK。
多くの人は、自然乾燥では、表面や毛先が先に乾き始め、毛流れが揃わずまとまりません。 くせが出たりハネたり、広がったりします。 毛流れが揃わず髪が絡まっているため、とかして整えようとすると、髪に力がかかって傷みやすいのです。
上手に整えるには、ドライヤーを使って、まず根元をしっかり乾かしてバラバラに倒れている髪の根元を起こし、髪の毛穴を起点に毛流れを整えやすくしてから、毛流れを揃えるようにしながら根元から毛先方向にドライヤーの風を送りながら乾かします。
風量が多いドライヤーを使って手ぐしで乾かすと、乾き具合や髪に当たる温度を把握しやく、髪が熱くなりにくい。乾かしている途中の髪の温度は高くても60〜70℃程度。100℃以上の加温を繰り返さなければ熱による髪のダメージを心配する必要はありません。指で髪のなめらかさを把握しながらこの方法で乾かすと、意外に簡単に毛流れが整えられます。

【参照】スタイリングの手順

Q.

しっかり乾かした方がいいの?半乾きの方がいいの?

A.

しっかり乾かすことをおすすめします。

乾いて水素結合が安定すると、髪の形状・ヘアスタイルがきまり保たれます。
半乾きでは、水素結合が形成されていない部分があり、乾ききるまでに形が変わってしまいます。

しっかり乾いた状態:
外気との水分の出入りがなくなった状態。水分による細かい束々、指に吸い付くような冷たい感触が解消し、さらさらになったら、乾いた目安です。
少し乾かしすぎたとしても、髪は時間がたてば外気に合わせて水分を吸湿し、適度な水分量を保ちます。

【参照】
髪が形づくメカニズム
ヘアスタイルがくずれるメカニズム

Q.

外出先での手直しの上手な方法は?

A.

トイレに入ってついつい、水のついた手で直してしまう…これはNG!
水で濡らしてしまうと、形が変わりやすくなり、乾くまでの間にますますパサついたりまとまらない原因になってしまいます。

・絡まりをほどいて、整える
ブラシでとかす:手ぐしで整えるよりも密に毛流れを整えられて表面が落ち着きます。
ブラシが素直に通らないとき:すべりを良くする剤(オイルやクリームなど)を少量塗布して、手ぐしやくし・ブラシで整えましょう。剤を多量に使って濡らしすぎないのがポイントです。


・手直し用便利グッズ/お直し用シート
スタイリング成分と少量の水分を含ませたシート。シートを広げて毛束を包んで手ぐしを通して髪全体になじませます。水分が髪の乱れを直しやすくし、スタイリング成分が整えた状態でキープします。水分量が少ないので、直している間に乾いて整います。

Q.

ストレートにした後に出てくるうねり、浮き毛を抑える

A.

■乾かし残しがないか確認して、冷ます
根元から手で触って、乾かし残しがないかチェック。髪がさらさら動くか、冷たい部分がないか、が目安。
乾いていない部分は、ドライヤーの温風で乾かします。
全体が乾いて毛流れが整ったら、空気を含ませたりドライヤーの冷風を当てて、髪の温度を室温と同じにします。

■ヘアスプレーを塗布してとかす
①髪の内側に軽くスプレーして、手ぐしまたはブラシで整える。
②髪全体の表面に薄くスプレーして、手ぐしまたはブラシで整える。
手直しとしても使える方法です。ヘアスプレーはソフト~ナチュラルハードタイプがおすすめ。スプレーは内側の髪と髪の間も意識して、整えたら乾く程度の濡れすぎない量塗布します。

Q.

アイロンで内巻きボブにしてもすぐに毛先がはねてしまうのはなぜ?

A.

チェックポイント

1. 根元からドライヤーでしっかり乾かした後、アイロンを使っていますか?
根元がしっかり乾いていないと、その時は内巻きになっていても、髪が乾くまでの間に根元がバラバラにねじれて方向が変わり毛先がはねてしまうことがあります。

2. アイロンで内巻きにした後、室温に冷ましていますか?
ヘアアイロンで温まった髪は濡れた状態と同じで、水素結合が不安定で髪の形が変わりやすいので、形がきまった状態で室温まで冷まします。熱い状態でとかしたり、スタイリング剤で濡らしたりすると、形が変わってはねたり、伸びたりします。

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