苦味・渋味の低減技術

茶カテキンを1日540mg以上継続的に摂取することにより体脂肪が減少することが、ヒトの臨床試験の結果からわかりました。
540mg以上の茶カテキンをそのまま摂取するとなると非常に苦味が強いので、茶カテキンを毎日無理なく高濃度に飲める技術を検討しました。その結果、緑茶に含まれるカテキン以外にも、カフェイン、有機酸類、高分子成分などが味を苦く、渋くしている成分であることがわかりました。そこで、有効成分の茶カテキンおよびいわゆるお茶の旨味、甘味、こくの成分(糖類やアミノ酸類)はそのままに、カフェイン、有機酸類、高分子成分などの苦味・渋味成分のみを選択的に取り除く抽出技術を検討しました。その結果、茶カテキンを高濃度に維持したまま、苦味、渋味を抑える新抽出方法を開発しました (図-1)。

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図-1 高濃度茶カテキン飲料の調整

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