頭皮・頭髪のニオイ
頭皮上の皮脂や汗が変化して発生します。
髪の毛は外部のニオイ(タバコ、食べ物)を吸着しやすい性質があります。
原因物質
発生メカニズム
酸っぱいニオイ
低級脂肪酸
頭皮上の皮脂や汗のアミノ酸を、皮膚常在菌が分解して生成
脂っぽいニオイ
中鎖脂肪酸
(不飽和)アルデヒドラクトン類
分解された皮脂が酸化
分泌された直後の皮脂や汗そのものには、気になるニオイはほとんどありません。
それらが時間とともに頭皮上の菌や酸化によって変化し、その一部が気になるニオイを発する物質なのです。
洗髪した後、頭皮のニオイが気になる、指などで髪をとかしたときににおう、という場合は、ニオイを発する物質だけでなく、その元となる皮脂や汗を洗い残していると考えられます。
洗い方を見直してみましょう。
汗を多くかくと、菌が増殖しやすく、低級脂肪酸の元のアミノ酸も増えるので、酸っぱい二オイが発生しやすい。
洗髪頻度が低いと皮脂が多く頭皮上にあるため、酸っぱさと脂っぽさが混ざったニオイになる。
頭皮は、温度が高く、常在菌がいて、皮脂の変質が進みやすいため、皮脂を頭皮上に放置すると、微弱炎症(赤み)や不快なニオイを起こしやすい。