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キューティクルの傷み

  • 傷みによる髪の変化

健康な髪は、最表面がMEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる脂質でおおわれたキューティクルが何層にも重なり合って、内側のコルテックスやメデュラを守っています。
【参照】髪の構造「キューティクル」

最表面にあるMEAが紫外線やヘアカラー(ブリーチ)によって失われると、表面にかかる摩擦が増大して、キューティクルが傷むきっかけになります。
さらに、シャンプー&スタイリングといった日々のお手入れ時にこすれたり過度に引っ張られたりすることによって、削れたりはがれたりして傷みます。削れた端が引っかかってより削れやすくなります。

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  • NOTE

特に、毛流れを整えやすくするために濡らしたり、アイロンで加熱していると、髪全体が柔らかくなっているため、傷つきやすい状態です。
シャンプー&スタイリング回数の多い毛先ほど、キューティクルが傷み、枚数も少なくなります。
同様に、髪が長いほど、根元と毛先の傷み・なめらかさの差がつきやすいのです。

ヘアカラー・パーマ施術後や、紫外線を強く浴びた後は、MEAなどの脂質やタンパク質がこわれたり損なわれたりしてキューティクル同士の密着力が弱くなるため、より少ない力ではがれやすくなります。

  • NOTE

毛先ほど、髪が長いほど、ヘアカラー・パーマ回数も多く、傷むリスクが高まります。

枝毛・切れ毛はキューティクルが薄くなって発生する

毛髪が縦に(毛軸方向に)裂けたものを枝毛、横方向に切れたものを切れ毛といい、いずれもキューティクルが薄くなっている毛先で起こりやすい現象です。ヘアカラー、強いブリーチ、縮毛矯正、アイロン使用時に強く引っ張るなどを繰り返すと、切れ毛になることが多いようです。切れ毛や枝毛は白っぽく見えることがあります。

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枝毛
キューティクルが薄くなり
コルテックス部分が裂けている

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裂毛
キューティクルが薄くなり
コルテックス部分も外側から切れている
完全に切れて脱落すると切れ毛になる

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