花王社会起業塾

花王は、持続可能なよりよい社会を次世代に引き継ぎたいと考え、2010年より、社会課題をビジネスの手法で解決しようとする若手社会起業家の育成を支援する「花王社会起業塾」を実施しています。「花王社会起業塾」では、特に「これからの新しい生活文化をつくる」をテーマに、生活者に寄り添って、よりよい暮らしに向けた基盤づくりに取り組む社会起業家を支援します。
このプログラムは次世代の社会起業家を育成・支援する「特定非営利活動法人ETIC.(エティック)」との協同事業で、公募・選考・プログラム運営等は「社会起業塾イニシアティブ」* を通じて行なわれます。

  • * 特定非営利活動法人ETIC.と複数企業が連携して社会起業家を育成・支援するプラットフォーム。花王のほかに、NECがオフィシャルパートナーとして参画し、社会起業家を支援しています。

花王社会起業塾活動紹介動画

プログラム研修や社員との交流会の様子

スタートアップ部門

事業開始直前直後の若手社会起業家を公募により支援します。支援対象となった起業家には、約8カ月の期間中に、専門家や先輩起業家によるアドバイスを受ける機会や合同研修への参加機会を提供し、問題の本質をつかみ、事業を徹底的に磨きあげるための支援を行ないます。また社員との意見交換会を行なうなど、社員との接点の機会も提供していきます。

2019年度支援対象起業家と事業テーマ

・荒井 佑介さん(特定非営利活動法人サンカクシャ 代表理事)
「孤立する子ども・若者と社会資源のマッチングシステム」
<メッセージ>
サンカクシャは、「相談相手がいない」「人に頼ることができない」など、地域や行政の支援につながりにくい孤立した子ども・若者がいることに着目しています。支援につながりにくい要因のひとつが、子ども・若者の「支援」に対する抵抗感です。私たちは、支援っぽさを出さずに彼らとつながり、支援の手を届けるスタイルで活動をしています。孤立した子ども・若者と出会うためのアウトリーチ事業、信頼できる大人を獲得する居場所づくり事業、進路就職まで一気通貫でサポートする社会参画事業の3本柱で事業を展開し、孤立する子ども・若者の自立を地域で包括的にサポートしていきます。

・荏原 優子さん(団体名未定)
「地方での機会創出する場としての多世代交流複合拠点づくり」
<メッセージ>
過疎化の問題に直面する奈良県山辺郡山添村で暮らし続けるしくみづくりを実施していきます。主に、新しい可能性に出会い、機会創出の場づくりとして、老若男女問わず、「楽しむ」「食べる」「働ける」を創る事業の実施を予定しています。具体的な内容として、①仕事②学び③運動の3つの機会を創出できる交流拠点の運営と、最も困っている地域の方々の健康を支える事業(訪問看護を含む訪問型サービス)に取り組んでいきます。

・角田 真住さん(Alopecia Style Project Japan 共同代表)
「違いを受け止め合える関係を、髪を失った女性が自ら作り上げる」
<メッセージ>
Alopecia Style Project Japanは、髪の有無に関わらず、本来その人自身が持っている個性にフォーカスできる関係性を築くために活動しています。髪を失うことは、発症をした本人にとってなじみがなく、受け入れることに時間がかかります。しかしながら、それは私たちを構成する要素のひとつでしかなく、アイデンティティを決めるものではありません。これは、症状に関わらず生き生きと活動するモデルケースが不在であること、自分の成功体験の欠如が問題であると考えます。そのため、症状に左右されない関係性を多くつくり、またそのモデルケースのシェアを行ないます。

イノベーション部門

過去にスタートアップ部門を修了し、すでに事業の実績をつくっている社会起業家の中で、事業のさらなる飛躍をめざす起業家に対して、右腕となる若手人材を派遣し、事業の新規展開や加速を促します。また、派遣された人材は、経営者のノウハウを吸収しながら事業を進めることで、将来のリーダーとしてのリーダーシップ、起業家精神、実務スキルを獲得することができます。
支援する社会起業家および右腕となる若手人材はいずれも公募します。(2012年度から開始し、2014年度をもって終了しました。)

関連情報

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