花王社会起業塾

花王は、2010年より「社会起業家の登竜門」と呼ばれている日本で最も歴史のある社会起業家育成プログラム「社会起業塾イニシアティブ」*1 に参画し、若手社会起業家の育成を支援する「花王社会起業塾」を実施しています。「花王社会起業塾」では、 「豊かな共生世界の実現」をテーマに若手起業家の育成に取り組んでいます。
2023年7月、株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催する「サステナブル★セレクション2023」*2 において、「二つ星」に認定されました。

なお、このプログラムは、「特定非営利活動法人ETIC.(エティック)」との協同事業で、公募・選考・プログラム運営などは「社会起業塾イニシアティブ」を通じて行われます。

  • * 1 社会起業塾イニシアティブ
    特定非営利活動法人ETIC.(エティック)が主催し、複数企業が連携して社会起業家を育成・支援するプラットフォーム。社会起業家の応募や選考、プログラム運営等を行なう。花王のほかに、オフィシャルパートナーとしてNEC、プログラムパートナーとして電通が参画。
  • * 2 サステナブル★セレクション
    株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催で、サステナブルな理念と手法で開発された製品/サービスを選定。一つ星は製品/サービスそのものの持続可能性、二つ星は組織としてサステナブル経営を推進しているかどうかを評価。

2023年度 集合写真

「サステナブル★セレクション2023」二つ星ロゴマーク

花王社会起業塾の活動紹介

プログラム研修や社員との交流会の様子

花王社会起業塾インパクトレポート ~10年間の軌跡と成果を振り返る~

2010年から2020年までの10年間のプログラムの成果をまとめたレポートです。支援した社会起業家のその後の成長や社会へのインパクトなどについてご紹介しています。ぜひご覧ください。

花王社会起業塾活動報告書 ―5周年を迎えて―

スタートアップ部門

公募により書類審査及びプレゼンテーション審査を行い、毎年、最大3団体を支援しています。塾では、第一線で活躍する先輩起業家との対話の機会を豊富に提供し、問いかけを通じて経営者としてのマインド、視点、考え方を鍛えることを重視しています。また、花王グループ社員との交流の機会も設け、互いの学びや気づきに繋げていきます。

2023年度支援対象起業家と事業テーマ

奥村 春香(おくむら はるか)さん (特定非営利活動法人第3の家族 代表)
事業テーマ : 「家庭環境問題のはざまで悩む少年少女に寄り添わない支援を。」


家庭環境に悩むはざまの少年少女が「自分の居場所はほかにもある」と思えるように、寄り添わない支援を行います。情報社会の新しい支援として、コミュニティサイト・調査事業などを展開し、まずは一人でも自分の居場所を見つけられる「状態」をつくります。

北川ペドロソ 実萌(きたがわぺどろそ みほ)さん (移民支援団体immi lab 代表)
事業テーマ : 「移民ルーツ中高生向けのエンタープログラム『プロジェクトポンテ』」


移民ルーツの中高生が直面する社会的孤立と格差をなくすための伴走支援と、課題に共感し共に活動してくれるアライを増やす事業を実施しています。多様なルーツを持つことは強みだと認められる社会をめざしています。

萩原 涼平(はぎわら りょうへい)さん (特定非営利活動法人ソンリッサ 代表理事)
事業テーマ : 「高齢者と若い世代との交流を核とした社会的孤立の防止事業」


「一人で抱えずにやさしいつながりがあふれる社会をつくる」をビジョンに、高齢者の孤立・孤独の解決をめざしています。医療福祉専門職などが伴走型支援を行い、訪問事業、地域健康サロン、居場所事業、まごマネージャー育成事業を実施しています。

イノベーション部門

過去にスタートアップ部門を修了し、すでに事業の実績をつくっている社会起業家の中で、事業のさらなる飛躍をめざす起業家に対して、右腕となる若手人材を派遣し、事業の新規展開や加速を促します。また、派遣された人材は、経営者のノウハウを吸収しながら事業を進めることで、将来のリーダーとしてのリーダーシップ、起業家精神、実務スキルを獲得することができます。
支援する社会起業家および右腕となる若手人材はいずれも公募します。(2012年度から開始し、2014年度をもって終了しました。)

関連情報

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