運用に関するFAQ

Q.

アコーディオンメニューを使って、アクセシビリティを考慮したデザインをしたが、一部のユーザーから使いづらいとの声がありました。どのような対応をすればよいですか?

A.

ユーザーから、使いづらいというフィードバックがあった場合、対応方法は色々あり、指摘内容やサイトの状況によって対応を検討・決定します。
以下に一例をあげましたので、参考にしてください。

  • ユーザーテストの実施: 実際に使いづらさを感じているユーザーを中心に、操作をしてもらいながら問題点を可視化します。
  • フィードバックを元にした検討: 具体的な操作の難しさや不便さを明らかにし、課題に対して様々な角度から検討します。
  • 専門家の意見を取り入れる: アクセシビリティの専門家や関連団体との連携を通じて、問題の解決方法を探求し、サイトの改善を進めます。
Q.

ライターとデザイナー、オーサーなど、複数の会社で制作する場合は「アクセシビリティ対応チェックシート」を担当会社ごとに記入して、複数ファイルで提出してもよいですか?

A.

「アクセシビリティ対応チェックシート」は、フェーズごとに別ファイルとして提出することはできません。
 
チェックシートの運用目的の一つは、チェックした内容を次のフェーズ(作業工程)へ引き継ぐことです。チェック担当は、必ずチェックシートを次のフェーズへ引き継いでください。
フェーズによってチェック担当の会社が異なる場合は、花王サイト担当がチェックシートの受け渡しを行ってください。
 
また、個別に記入したシートを後から1つのファイルにまとめても、チェックシートとして正しく機能しないため、運用時には注意が必要です。(自動集計機能に問題が発生します)

アクセシビリティ対応チェックシートの運用フロー

アクセシビリティ対応チェックシートの運用フロー図。3つの工程「コンテンツ制作」「ビジュアル・UIデザイン」「オーサリング開発」の順に1つのファイルを各工程で引き継ぐ運用フローを表している。

Q.

画像の代替テキストの内容は、誰がいつ、どのように決定するのがよいですか?

A.

基本はコンテンツ作成段階で代替テキストを作成しますが、デザインに伴い代替テキストを変更する必要が発生する場合もあります。また、提供を受けた画像であれば、画像提供者でないと判断できない場合などもあります。企画・設計時に代替テキストの運用方針を検討・決定してください。

※画像に対する代替テキストの提供は、alt属性を入れることと限定的に捉えられがちですが、キャプションやグラフの説明文など、画像とは別のテキストコンテンツとして配置することも検討してください。

  • ポイント
    • どのような情報をテキストとして提供するのか。
    • コンテンツの意図を決定するのは誰か。
    • 代替テキストの内容が適切かどうかの判断をするのは誰か。
    • デザイン時のレイアウトの構成に伴って、代替テキストの内容に変更が必要かどうか確認をするのは誰か。

表記について

花王株式会社のウェブサイトでは、「障害」の表記として、一部のコンテンツで「障がい」を使用しておりますが、本ガイドラインにおいては、スクリーンリーダーでのテキストの読み上げを考慮し、漢字表記としております。

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