花王は、製品の環境配慮性を確実にするため、2つのしくみを持っています。
製品が世の中に出る前にその環境負荷を確認するしくみと、厳しい環境配慮基準をクリアした製品に“いっしょにeco”マークを表示し、消費者に環境に配慮した製品であることを伝えるしくみです。
花王では、製品のライフサイクル全体を通じて環境負荷低減を推進していくために、製品設計時に考慮すべき環境への影響および安全性に関する独自の指標として「環境適合設計要領」を整備し、定性的・定量的な評価分析を行なっています。
2008年度から製品ライフサイクルにおける環境負荷をより厳密に定量化するとともに、その改善率を明確にするための指標として「環境負荷改善率*」を取り入れています。これにより既存の「基準製品」と新たな「開発製品」のライフサイクル全体でのCO2排出量を比較・評価し、製品の機能・性能向上と環境負荷低減を図っています。
製品設計時に考慮すべき環境への影響および安全性に関する事項と活動手順を定め、製品の環境負荷低減と安全性確保を目的とする。
次の2点を満たした場合に“いっしょにeco”マークを表示しています。
環境主張項目 | 認定基準 |
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(1)省エネルギー | 基準製品よりも、製品の使用に伴うエネルギーを20%以上削減できる場合 |
(2)省資源 | ・基準製品よりも、包装容器重量を10%以上削減できる場合 または、 ・基準製品よりも、使用に供される内容物の原料重量を10%以上削減できる場合 |
(3)節水 | 基準製品よりも、製品の使用に伴う水の量を20%以上削減できる場合 |
(4)廃棄物削減 | ・基準製品よりも、廃棄物量を10%以上削減できる場合 または、 ・本体容器よりも、容器の重量を50%以上削減できるつめかえ・つけかえ品 |
(5)リサイクル原材料の使用 | ・リサイクル原材料を容器包装で10%以上使用する場合 または、 ・リサイクル原材料を内容物で10%以上使用する場合 |
(6)植物由来原料の使用
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・植物由来原料を包装容器に20%以上使用する場合 または、 ・植物由来原料を内容物に50%以上使用する場合 |
(7)CO2排出量の削減 | ・基準製品よりも、製品の全ライフサイクルでCO2排出量を10%以上削減する場合 または、 ・基準製品よりも、ライフサイクルのいずれかのステージ(内容物の調達と廃棄、包装容器の調達と廃棄、生産、輸送、および使用)で、CO2排出量を10%以上削減する場合 |
(8)カーボンオフセット | カーボンオフセット認証制度(第三者機関)で認証を受け、適切なカーボンオフセットの取り組みを実施している場合 |