IT化や営業車のエコカーへのシフト

IT活用やエコカーなどの導入で、CO2削減をめざす

花王は、物流におけるITの活用や、販売活動における営業車両のハイブリッド車への転換などを推進。
生産から物流、販売までがトータルで、より環境負荷が少なくなるように考えて、さまざまな角度から取り組んでいます。

IT活用による、スマート物流を実現

花王は、国内10工場と、30の主要物流拠点(ロジスティクスセンター)、さらには販売活動とが一体となって機能することで、生産性の向上と環境負荷の低減の両立をめざしています。
物流が果たすのは、工場と店頭をつなぐ役割。お客さまに、必要な商品を必要な時にお届けできるよう、工場からロジスティクスセンターへ、さらに販売店まで、いかにスピーディに、いかに安全に、いかに環境への負荷をかけずに製品を運ぶかが大切になってきます。

配送を終えて、ドライブレコーダーを確認するドライバー

このため、トラックを運転するドライバーは、「人にやさしく、地球にやさしく」を心がまえとして、常に安全運転と環境負荷低減のためのエコドライブを実践。事前に最適化した理想的な配送ルートと、実際に走行した状況を、ドライブレコーダーの記録で比較、検証することで、日々、振り返りと改善点の確認を行なっています。

ドライブデータを見ながら、運転状況を確認(八王子ロジスティクスセンター)

また花王は、国が進めている「ホワイト物流」推進運動に賛同し、2019年6月に「自主行動宣言」を行ないました。
その一環として、物流拠点でのトラック待機時間の削減に取り組んでいます。
2019年よりトラック予約受付システムの導入を開始し、2021年には主要な物流拠点への導入を完了しています。
従来は当日受付順に荷下ろしを行なっていたために、特定の時間帯にトラックの到着が集中し待機時間が発生していました。
システム導入後は、入荷前日に運送事業者が荷下ろし時刻を予約することで、待機時間を従来より約8割削減することができました。
トラック待機時間を削減することで、トラックドライバーの労働環境の改善と、アイドリング時のCO2排出量の削減を実現し、サステナブルな物流に貢献しています。

営業車両へのエコカー導入によるCO2排出量の削減

販売活動においても、安全で環境負荷の少ないエコドライブを推進しています。2012年度から営業車にハイブリッド車ならびにエコタイヤを本格的に導入。2022年12月末時点で、花王グループ全体の営業車の約5割がハイブリッド車に切り替わっています。
また、首都圏や近畿などの一部では公共交通機関の利用も推進。販売活動においても、さまざまな角度から、環境負荷の低減に取り組んでいます。

営業車両のハイブリッド化を推進

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