環境負荷の少ない段ボールの活用

環境負荷の少ない段ボールへの切り替え

花王は、すべての段階で環境負荷を減らすことをめざして、「調達基本方針」を設け、原材料のサプライヤーなど、パートナー企業と連携しながら取り組んでいます。

包装容器材料の使用量を減らし、環境負荷とコストの削減をめざす

花王は、さまざまな製品を、安全に工場からロジスティクス(物流)センターへ、さらに小売店に輸送するために、多くの段ボールを使っています。この段ボールは、輸送の段階では大切な役割を果たしていますが、役目を終えると、またリサイクルされることになります。そこで、花王は2007年から、機能を十分に果たしながら、少しでも環境負荷を少なくできないかと、輸送時の安全性の確保が十分にできることを確認した上で、使用する段ボールを厚さ5ミリから4ミリに段階的に切り替えました。

ほかにも、箱の中の仕切りを取り払ったり、角を三角にカットするなど、段ボールの形状についてもさまざまな工夫を重ねてきました。
こうした一つひとつのダンボールの厚さや形状を改良する取り組みは、箱として組み立てる前の段ボールの輸送時や保管時のスペースの効率化にもつながりました。この結果、前年比、年間約150トンのCO2排出量の削減を実現しています。

段ボールの厚さ、形状などの工夫で物流時、保管時の効率化も実現

国内で初めて、FSC®認証の段ボールを導入

花王は、「持続可能な紙・パルプ」調達ガイドラインを定めて、2020年までに花王製品に使用する紙・パルプ、包装材料や事務用品を、再生紙や持続可能性に配慮したものに切り替えることをめざしてきました。2016年3月には、国内で初めて* 、FSC認証(森林認証)を受けた段ボールの導入を開始しました。

  • * 製紙・段ボール等のお取引先への花王調査に基づくもの

FSC® N002281

出荷されていく、FSC認証の段ボール箱に入った液体衣料用洗剤

また、花王は2020年末までに、グローバルで使用する段ボールのほぼ100%を認証紙に切り替えています。

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