2015年の進捗

調達先ガイドラインの一部改訂

お取引先の社会的責任の配慮項目の中で、「あらゆる差別の排除と不法労働の禁止措置」を求めてまいりましたが、「あらゆる差別の排除」とし、新たに、「強制労働、児童労働、不法労働の禁止措置」を追加いたします。花王は強制労働、児童労働、不法労働が人権を著しく損なうものであり、禁止の措置が取られていることを確認してまいります。

「持続可能な紙・パルプ」の調達ガイドラインの一部改訂

「持続可能な紙・パルプ」の調達ガイドラインの、「持続可能性配慮の確認方法」の第二項を以下のように改めます。
変更前;FSCの "Policy for the Association of Organization with FSC" を参照し、環境破壊を行なっていると判断される事業者が生産したものでないこと。
変更後;サプライヤーNGO、専門家、および第3者機関などさまざまなステークホルダーと連携し、原産地のトレーサビリティを確認します。
また、行動指針に、「5. すべてのサプライヤーにこのガイドラインを周知し、違反がある場合には監査を含め適切な対応をします。」を追加します。花王は、原産地のトレーサビリティと原産地での森林破壊ゼロの確認をより積極的に推進します。

「持続可能なパーム油」の調達ガイドラインの進捗

花王は2015年末までに、花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油は、持続可能性に配慮したミルまで原産地追跡可能なもののみを購入することをめざし、取り組んでまいりました。 その結果、花王グループの消費者向け製品に使用する誘導体製造のため購入する、パーム核油およびその誘導体についてはパーム核ミルまで、パーム油およびその誘導体についてはパームオイルミルまでのトレーサビリティを確認することができました。一方、他社より購入せざるを得ない誘導体の中には、2015年末時点でミルまでのトレーサビリティが確認できていないものが残る結果となりました。これらについては、今後もサプライヤーにトレーサビリティの確認を求めていくとともに、RSPO認証製品の購入など補完できる手段を講じてまいります。

花王は2020年までのできるかぎり早い時期に、農園、サプライヤーおよび第3者機関との協働により、原産地の森林破壊ゼロを十分に確認し、HCV、HCSおよび泥炭湿地林の開発に加担しないことをめざしています。この目標を達成するため、花王はRSPO NEXTへの賛同を表明し、サプライヤーを通じて農園にその採用のはたらきかけを行なう考えです。

また、花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油は、2020年までのできるかぎり早い時期に、持続可能性に配慮した、農園まで原産地追跡可能なもののみを購入することをめざしています。この目標を達成するため、2017年末を目途にパーム核を供給しているパームオイルミルの特定に努めます。また、小規模農家への原産地追跡をより確かなものにするため、2017年より第3者機関などとも協力しながら小規模農家への関わりを強めるプロジェクトを推進する計画です。

花王はまた、2020年までのできるだけ早い時期にグループ工場のRSPO SCCS認証取得をめざし、追跡可能なサプライチェーンの構築に努めております。サプライチェーンの川上に位置する誘導体工場から、消費者向け製品を製造する川下の工場に向けて順次SCCS認証取得を進め、2015年末には16社19工場の認証を取得いたしました。残る工場についても引き続き認証取得を進め、現在のところ2018年末に完了する見込みです。

「持続可能な紙・パルプ」の調達ガイドラインの進捗

花王は2020年までに、花王製品に使用する紙・パルプ、包装材料および事務用紙は、再生紙、または持続可能性に配慮したもののみを購入することをめざし、古紙パルプ以外のパルプ(バージンパルプ)を使用する場合は、2020年までに、原料木材産出地の追跡可能なパルプのみを購入することをめざしています。2015年末時点で使用する紙・パルプの96%(内、認証品34%)がこの基準を満たしています。

サプライヤー(お取引先)満足度調査

(会社数)

実施年度 原料 包装材料 機材 合計
2001年 54 42 19 115
2004年 53 45 46 144
2007年 48 37 44 129
2010年 55 68 44 167
2013年 71 59 45 175

3年ごとに調査を実施しています。

従業員研修の実施

持続可能な開発のための教育として、2012年度より継続してきた購買部門の社員に対する環境社会検定試験®(eco検定)の受験推進では、2015年現在、70%の社員がeco検定合格者となり所期の目標を達成しています。
2015年より、新たにビジネスコンプライアンス検定®の受験推進を実施しています。初年度は33%の社員が合格し、引き続き受験を促進します。

お取引先懇談会

2015年、日本では214社のサプライヤーに参加いただき、お取引先懇談会を開催しました。
花王からは、花王の事業概況とともにサステナビリティ調達活動の概要をご紹介、特にカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)に積極的に参画していることを説明し、より多くのサプライヤーに協力いただくようお願いしました。また、2016年から日本で開始するサプライヤー表彰制度の予告を行ないました。これは購買部門が客観的にサプライヤーを評価し、課題を共有することでより関係を強化しようとするもので、海外関係会社でも既に実施しています。
海外関係会社でも合計285社のサプライヤーに参加いただき、お取引先懇談会を開催しました。

お取引先懇談会出席会社数の推移

(単位:社)

  国内開催 海外開催 合計
2011年 183 187 370
2012年 -*1 205 205
2013年 184 151 335
2014年 183 233 416
2015年 214 285 499
  1. *1 花王(株)の決算期変更により、2012年度国内お取引先懇談会の開催はありませんでした。

お取引先のモニタリング

2015年は、日本では社会面のモニタリングを262社に、環境面のモニタリングを375工場に実施しました。また、モニタリングにおいて課題があると認められたサプライヤー5社について、訪問の上改善策を協議しました。

社会面のモニタリング企業数と基準を達成している企業比率

  花王(株)
取引先企業数
アジア花王グループ
取引先企業数
2011年度まで 796(99%) 504(97%)
2012年度まで*2 860(99%) 610(97%)
2013年度まで 883(99%) 726(98%)
2014年度まで 906(99%) 823(98%)
2015年度まで 1,168(96%) 994(98%)
  • * 2 2012年度より、新基準を採用しています。

環境面のモニタリング企業数と基準を達成している企業比率

  花王(株)
取引先工場数
アジア花王グループ
取引先工場数
2011年度まで 685(99.6%) 383(98%)
2012年度まで 767(99.6%) 463(98%)
2013年度まで 818(99.5%) 541(98%)
2014年度まで 879(99%) 608(97%)
2015年度まで 1,254(97%) 750(97%)

CDPサプライチェーンプロジェクト

2015年は気候変動について194社、水について31社の取引先にCDPから質問書が送付され、それぞれ135社、23社に回答いただきました。

Sedex

2015年に海外関係会社で要請を開始し、2016年には日本のサプライヤーを対象に説明会を実施し加入を促します。また、2016年より、取引の新規開始に当りSedexへの加入を求めて参ります。

グリーン購入

2015年の達成率は75%でした。早期の100%達成をめざして推進します。

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