将来を見据えた藻類の研究

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原料の将来まで見据えた、藻類研究

花王は、食料としてもさらに必要とされる可能性の高いアブラヤシに代わる原料として、藻類に着目。
より持続可能な原料の調達をめざして研究を進めています。

世界の食料問題に配慮した、原料調達への挑戦

アブラヤシからとれる油は洗剤やシャンプー等の原料として使われるほかに、食用としても使われています。現在、世界では人口の増大や、異常気象の影響による耕作地の減少などにより、将来の食料不足が懸念されており、食料としてのパーム油の需要が増えていくことが予想されます。またアブラヤシの需要が増えることで、違法伐採が行なわれることによる、森林破壊も問題になっています。そこで花王は、アブラヤシに代わる、食料と競合しない、より環境にやさしい原料の調達に向けて、研究を重ねてきました。

その中で注目しているのが、二酸化炭素を原料として油をつくることができる「微細藻類」です。油をつくる能力の高い藻類を見つけ、それらにパーム核油に似た成分の油をつくり出す能力があることを見出しました。そして、さまざまな角度から実用化に向けた研究を続けてきました。

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さまざまな性質を持つ藻類を培養して、一つひとつ分析

世界最先端の研究の実用化へ向けて

現在、世界の多くの研究機関が、藻類に着目しています。花王の生物科学研究所では、30万種以上もあると言われる微細藻類の中から、まず性質の異なる約1,200種を選抜し、一つひとつ分析を重ねてきました。これまでの研究の結果、それらの中から洗剤などの原料である、パーム核油に似た油をつくり出す藻類や、油脂を多く生産する藻類を見出しました。さらに、そこから効果的に油脂を取り出すための方法も開発されつつあります。藻類からとれた油から石鹸やシャンプーがつくられ、世界中で使われる・・・。そんな将来を見据えた研究が進んでいます。

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藻類によって違う油脂をつくり出すことを確認

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