お取引先とのESG推進活動

花王は、「調達基本方針」にもとづき、「お取引先とのESG推進活動」を定め、お取引先と共に、サプライチェーン全体のトレーサビリティを確保し、資源保護・環境保全や安全、人権などの社会的課題の解決に貢献します。

1. 持続可能なサプライチェーン構築

以下の取り組みを推進していきます。

  1. お取引先と共に、調達原料のトレーサビリティを確保し、素原料までのサプライチェーンを確認いたします。
  2. お取引先と共に、サプライチェーン上の人権・環境に関わるリスクを把握し、改善に向けた活動を行ないます。
    Sedex*1(花王SAQ、代替プログラム*2を含む), CDPサプライチェーンプログラム*3への加入・回答等を活用した人権・環境デュー・ディリジェンスの推進 第三者監査(SMETA 監査*4など)を活用したリスク把握と改善に向けた取り組み(監査数を公表)
  3. お取引先と共に、第三者認証制度(RSPO、FSC など) を活用した原材料調達を推進します。
  4. お取引先と共に、原材料調達に関わるCO2排出抑制に向けた取り組みを行ないます。
  5. お取引先と共に、デジタル技術を活用した情報共有システムを構築し、課題発生時に早期に対応します。

花王は、天然資源(パーム油、紙・パルプなど)の調達に関わるお取引先、および人権・環境面でのデュー・ディリジェンスが不十分なお取引先などを“ ハイリスクサプライヤー” と定義し、購買担当役員承認の上、ハイリスクサプライヤ―を特定し、定期的に見直しを実施します。
“ハイリスクサプライヤー”に対して、第三者監査を優先的に実施し、リスク把握と改善に向けた取り組みを行ないます。

  1. *1
    Sedex(Supplier Ethical Data Exchange)グローバルサプライチェーンにおける倫理的かつ責任あるビジネス慣行の促進を目的に、労働基準、健康と安全、環境、ビジネス慣行に関する情報の共有と確認を行なう世界最大規模の協働プラットフォーム
  2. *2
    花王SAQ、代替プログラム
    花王SAQ:Sedexを補完する花王独自の調査票
    代替プログラム:EcoVadis等Sedexに代わる調査プログラム
  3. *3
    CDPサプライチェーンプログラム
    CDPとは、機関投資家の運営による、ロンドンに本部を置く非営利団体であり、気候変動、水、森林に関する情報開示を世界の主要企業に求める活動等を行なっている。サプライチェーンプログラムは、CDPが企業と連携し、企業が自社のサプライヤーに気候変動、水および森林に関する情報開示を求めることで、サプライチェーン全体での取り組みを進めるプログラム
  4. *4
    SMETA監査(Sedex Members Ethical Trade Audit監査)
    Sedexの4つのピラーである労働、安全衛生、環境、企業倫理の領域をカバーした監査フォーマット

2. “ハイリスクサプライチェーン”への取り組み

花王は、調達する原材料の中から、以下の3点を総合的に考慮し、“ハイリスクサプライチェーン”を特定します。

  • ビジネス視点:調達購入額、代替原料への置き換え可否など
  • エリア視点:素原料までのサプライチェーンの所在地のリスク
  • ESG 視点:サプライヤーデュー・ディリジェンスの結果など

現時点では、パーム油、紙・パルプに関しては、“ハイリスクサプライチェーン” と特定し、「ハイリスクサプライチェーンからの調達」を定め、本質的な課題解決に向けた取り組みを実施します。
今後は上記の3視点を考慮し、必要に応じて対象を拡大してまいります。
購買担当役員承認の上、“ハイリスクサプライチェーン”を特定し、定期的に見直しを実施します。
花王は、“ハイリスクサプライチェーン”に対して、現場での対話を通じてリスク把握を行ない、課題の本質解決に向けた活動(ex.トレーニングプログラムなど)をお取引先およびNGO/NPO等と一緒に取り組み、その進捗を確認、公表します。

Supply Chain Challenges:人権問題、環境問題、安定調達に関わる解決すべき課題について、花王が原材料を調達する直接お取引先(Tier1)、花王が調達する原材料に関わる、直接お取引先を除く全てのサプライチェーン(Non tier1)、そしてハイリスクサプライチェーンのそれぞれに対する取り組みをまとめた説明図。

  • *
    Tier1:花王が原材料を調達する直接お取引先
  • *
    Non tier1:花王が調達する原材料に関わる、直接お取引先を除くすべてのサプライチェーン

3. お取引先との連携強化

以下の取り組み通して、お取引先との連携強化を図ります。

サプライヤー評価

花王は、ESG・安定供給・戦略的パートナーシップ等の観点から、お取引先の活動を評価・フィードバックし、評価の高いお取引先には表彰を行ないます。

お取引先満足度調査

お取引先は、本調査を通して、花王の調達活動の公正・公平性などについて評価をします。
調査はサプライヤー選定・要求品質・コミュニケーションなど30以上の項目について実施し、花王はこの調査結果を真摯に受け止め、日頃の調達活動改善に努めます。

ベンダーサミット

花王は、お取引先との情報共有、意見交換の場として「ベンダーサミット」を毎年開催し、花王の業績や調達方針等を伝えるとともに、年ごとにテーマを決めてコミュニケーションを図ります。

お取引先の現場での対話

花王は、日頃よりお取引先の現場訪問を行ない、生産現場での直接対話を通して、サプライチェーン上の課題、生産現場への理解を深めるよう努めます。

2022年6月29日
花王株式会社
常務執行役員
根来 昌一

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