花王が、これまで行なってきた“よきモノづくり”の考え方は、そのままロナルドメイス博士が提唱したユニバーサルデザインの考え方に通じるものです。花王では、「花王ユニバーサルデザイン指針」を策定し、より多くのお客さまへ、製品やサービスに愛着を持って、永く使い続けていただけるよう努めています。
多様なお客さまに、特別に意識しなくても、ふつうにわかりやすく、ふつうに使いやすく、安心して使っていただけることをめざします。
例:見やすいカテゴリー表記(何に使う商品かわかりやすい)
例:片手で計量して使える容器
例:カビとり剤に安全ロック機構
毎日お使いいただく製品だからこそ、使うことの先にある“うれしさ”や“感動”をつくり出していくことに努めています。
例:使うことが楽しくなる洗顔料
豊かな生活体験を提供していくことで、人と製品の関係性の中だけでなく、人と人、人と社会の関係性の中にも価値を広げています。
例:高齢者や子供でも手軽に掃除に参加できる道具
例:多様性への理解
特別な改造や特殊な設計をせずに、すべての人が、可能なかぎり最大限まで利用できるように配慮された製品や、環境のデザイン。文化や言語、国籍、障がいの有無や性別、年齢などを問わずに、すべての人にとって使いやすいよう配慮がなされているものです。
ノースカロライナ州立大学のユニバーサルデザインセンターの故ロナルド・メイス所長により提唱された考え方で、以下の7原則で構成されています。
(JIS Z 8071:2003 高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針より)
(The Center for Universal Design (1997). The Principles of Universal Design, Version 2.0.
Raleigh, NC: North Carolina State University)