肌を良いコンディションに保つには、肌の状態や、肌をとりまく環境に応じたお手入れが大切です。ここでは特に、肌のうるおいに関する事柄を見ていきましょう。うるおい不足は、次のようなところからもうかがい知ることができます。
上記のような実感があるときは、肌のうるおいが不足していると考えられます。
その他にも、唇がかわくとき、衣類が静電気を帯びるときなどは空気が乾燥しており、肌がカサつきがちな環境といえます。
こうしたときのお手入れでは、うるおい補給を入念に行いましょう。
【コラム:肌のキメとうるおい】
肌の表面には、「皮溝(ひこう)」というたくさんの溝と、皮溝によって区切られた「皮丘(ひきゅう)」という盛り上がった部分があり、それらが三角形状の模様のような「キメ」をつくっています。うるおいのある肌では、キメがきれいに整っていますが、肌が乾燥してカサつき、荒れてくるとキメも乱れてしまいます。キメの整った肌は、美しいだけでなく、水分保持の働きや外部刺激からの防御の働きも高いのです。