界面構造体制御によるカプセル化技術とサンスクリーン製剤への応用

スキンケア

紫外線から肌を守る製品の代表はサンスクリーン製剤です。近年のサンスクリーン製剤は、お客さまの紫外線防御意識の高まりとともに、レジャーシーンだけではなく、日常使用への要望も強くなってきています。日常使用するサンスクリーン製剤には、紫外線防御効果に加えて、より好感触な使用感も求められています。一般的なW/O型のサンスクリーン製剤は、高い紫外線防御効果や持続性を実現しやすいものの、オイリーなテクスチャーとなりやすい傾向にあります。一方、O/W型のサンスクリーン製剤は、みずみずしいテクスチャーを有するものの、紫外線散乱剤を高濃度で配合しづらく、持続性の実現が困難であるとの課題がありました。

そこで花王は、疎水性の紫外線散乱剤(粉体成分;P)を分散させた油相(O)と、その外側の水相(W)との間の界面に強固な層状構造を形成(カプセル化;C)させる、encapsulated-P/O/W(C-P/O/W)製剤技術を開発しました。

このC-P/O/W製剤技術を応用することにより、高い紫外線防御効果を実現しながら、お客さまに毎日気持ちよくお使いいただけるサンスクリーン製剤をお届けしています。

C-P/O/W型製剤(encapsulated-P/O/W)

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