ヘルスケア感染症予防技術

感染症学

インフルエンザは誰にでも罹患リスクがある感染症です。発症すると生活に大きなダメージがありますが、近年になってもその罹患者数は減る傾向が見えません。このような身近な感染症を予防するために、従来のワクチン接種、手洗い等に加えて、生活の中で簡単・快適に実施できるような新習慣を提案するべく、花王では新たな感染症予防技術の開発に取り組んでいます。感染現象、特に生活の中で起きる病原体の伝播や、それに対する生体反応・防御機能に関する本質研究から新たな知見を発信し、開発した技術を社会やお客様に提案していきます。
これまで花王が得意としてきた微生物制御やコロイド界面科学、生体科学の知見をこの分野で活用するほか、ウイルス感染に関する基盤研究にも取り組み、以下のような知見も獲得しました。

1.風邪やインフルエンザにかかりにくい人(群)は、安静時の唾液分泌量が多い傾向にある。
2.唾液の質によりインフルエンザウイルスの活性を抑制する力に差があり(図1)、唾液の抗インフルエンザウイルス活性と最も高い相関を持つのは、唾液に含まれるタンパク質結合型シアル酸の量である。

図1.唾液の抗インフルエンザウイルス活性の個人差

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