シャンプー

  • 頭髪製品まめ知識

シャンプーの機能は、洗浄だけではありません。
古くから、水だけでは洗い流しにくい油性の汚れを洗い流しやすくし(粘土や火山灰)、髪の洗い上がりを良くする(ふのり、卵白)目的で様々なものが使われてきました。
現在は、ほぼ毎日洗髪する習慣の中で、肌や髪への影響に配慮した洗浄成分、頭皮トラブルを抑えたり、髪の傷みを軽減したり補修したりする成分が、研究され、機能が強化されています。

シャンプーの機能

◇皮脂汚れを取り除く洗浄力


水(湯)だけでは洗い流しにくい、皮脂や脂肪酸などの油性の汚れをとらえ、洗い流しやすくします。

◇泡質・泡立ち


  • 髪の間を通って頭皮に届き広がりやすい
  • なめらかな泡で髪同士がこすれあうのを防ぐ
  • 洗浄力が残っている目安
  • すすぎやすいことも使いやすさにつながります

◇使用時~すすぎまで、なめらか


すすぎ始めたときにコンディショニング成分が働くしくみ(コアセルベーション)
これは、洗浄成分であるアニオン性界面活性剤と、カチオン性高分子の複合体をコンディショニング成分として、洗浄を邪魔せずに、すすぎ時に毛髪表面に残す方法です。

シャンプーの構成

シャンプーの主な成分は、洗浄成分とコンディショニング成分です。
洗浄や泡の主成分となるのが界面活性剤です。洗浄力や起泡性などの特徴 を活かし、組み合わせて調整されています。
コンディショニング成分としては、カチオン性ポリマーやシリコーンなどの油性成分が使われています。カチオン性ポリマーは、セルロースやグアーガムなどを原料としたものが多く使われ、すすぎ時にコンディショニング効果を発揮するコアセルベーションの要素です。

毛髪・皮膚のタンパク質構造は、ともに弱酸性のときに最も安定していて、皮膚の荒れが少ないのです。アルカリ性で施術するヘアカラーやパーマの後に分解された毛髪の成分が流れ出ることを抑えられるため、現在は中性~弱酸性が主流です。

頭皮ケア成分

消炎剤(グリチルレチン酸ジカリウムなど)


炎症を鎮め、フケ・かゆみを防ぐ効果のある有効成分。
配合されている製品は医薬部外品。

保湿剤(有機酸、センブリエキス、ユーカリエキスなど)


フケが出たり、カサついている場合に、適度なうるおいを補給して乾燥による刺激を防ぎ、地肌の生まれ変わりのリズムを整える助けになる。

抗菌剤(ジンクピリチオン、オクトピロックスなど)


皮脂を分解する菌の増殖を抑えることにより、刺激となる脂肪酸の生成を抑え、炎症(赤み)やニオイを防ぐ。

Q.

抗菌剤は必須なの?

A.

一般的に洗髪頻度の高い場合、頭皮トラブルの元になる脂肪酸と、その原料である皮脂を洗い流せば、基本的な頭皮トラブルは防げます。
洗髪頻度の低い場合、分泌後放置される皮脂量が多い状態が長いため、菌(皮膚常在菌)の増殖を抑えることで頭皮トラブルを抑える助けとなります。
酸性のシャンプーで菌の増殖を抑える効果のあるシャンプーも開発されています。

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