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パーマ

  • 髪のしくみ

毛髪中に多く含まれるシスチン由来のジスルフィド結合を還元して切断し、形状をそろえてカールをつけたり、まっすぐにしたりし、酸化して再結合させ、形を保ちます。
ジスルフィド結合は水に濡れても切れず、洗髪やスタイリングを繰り返しても保たれるため、パーマをかけることでスタイリング時に毛流れを整えやすくなります。

還元・酸化反応過程で、毛髪の構造が壊され、タンパク質などが流れ出ることによって傷み、強度が低下します。
近年は、還元剤の種類や濃度などの剤の設計、加温技術などが工夫され、サロンでも再現性の良い診断や施術の開発が行なわれて、仕上がりの傷んだ感じがかなり低減され、持ちも良く、ヘアカラーをしている髪への施術もできるようになってきています。

パーマの種類


コールドとホット


ジスルフィド結合を還元し、乾かした後、形を整えて毛髪を直接加温するものが、ホット系。

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ロッドを巻くタイミング、加熱温度、還元剤の種類などは様々な方法があります。

還元剤


チオグリコール酸系(医薬部外品)


毛髪への浸透性が良くパーマのかかりが良いことから、パーマの主力の還元剤。


システイン系(医薬部外品)


チオグリコール酸系と比較すると毛髪ダメージが少ないという位置づけだが、カーリング料に押され使用量が減少している。


カーリング料(化粧品)


システアミンやサルファイトを主成分とした洗い流すヘアセット料として扱われる製品群。ヘアカラー施術した髪への適用、還元後に加温するホットパーマに用いられる。
チオグリコール酸やシステインなどを、チオグリコール酸換算で2.0%まで含めても良い。

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