「初期むし歯」に着目したむし歯予防技術

パーソナルヘルス

「初期むし歯」とは、歯のエナメル質からミネラルが溶け出し、表面からわずかに内側の密度が低くなった穴の開く一歩手前の状態をさします。このような状態は、フッ素を歯の内部に取り込ませ、唾液中のミネラルによる再石灰化作用を促進することで修復できる可能性があります。国内で市販されている多くのハミガキには、フッ化ナトリウム(NaF)やモノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)が配合されていますが、一方にNaF、他方にMFPとカルシウム源を含む2剤型ハミガキの適用により、従来の一剤型のNaFハミガキやMFPハミガキに比べて、エナメル質初期むし歯の再石灰化促進に有効であることが確認されています。

歯のX線写真(CMR)によるう蝕(むし歯)の解析

2種のフッ素の再石灰化作用のメカニズム

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