クロロゲン酸 花王の最新研究

クロロゲン酸の機能、効果に関する最新知見

美しい肌は身体全体でつくられる

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肌のエインジングは、生活環境・生活習慣・精神ストレス等によって加速されます。
これらに打ち克ち、美しい肌をつくるためには皮膚に与えるケアだけではなく、「身体全体(身体機能)へのアプローチ」が大切です。
特に重要なのが、皮膚細胞に栄養や酸素を運ぶ、「血液循環」です。

鍵を握る「血管力」

血管は、全身の細胞が健やかに保たれるよう、栄養や酸素を血流にのせて運ぶという重要な役割を担っています。皮膚(表皮)のすぐ下にも血管があり、皮膚に必要な栄養や酸素を血流で届けています。しかし、血管には一定の血液が流れているわけではありません。
血液は、「必要な時に、必要な場所へ」送られるように常に調節がなされているのです。

花王はこの、「血流を調節する力=血管力」に着目しました。「血管力」が高まれば、必要とするタイミングや場所に血流を増やし、十分な栄養を皮膚に届けることができるようになります。
美しく健やかな肌のためには、この「血管力」がとても大切なのです。血管力花王が行った調査では、血管力*1 が低い人は肌荒れしやすいことを見出し、皮膚性状と血管力が密接な関係であることが分かりました。(図1)*2
さらに、血管力が低い人はストレス度や体調悩み意識(冷え、血行不良、疲れ等)も高いことが確認できたのです。(図2)

  • * 1 血管力・・・冷水負荷後の皮膚温回復率。冷水に1分間手を浸漬後、手を冷水より引き上げ、指先の皮膚温度の回復を測定。血管力が低いと皮膚温度の回復が遅い。
  • * 2 Int J Dermatol, 56(2):176-183, 2017

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血管力が低い人は肌荒れしやすい

図1 血管力と肌荒れの関係*2

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血管力 高n=14、低n=23

血管力が低い人は体調悩みが多い

図2 血管力と体調悩みの関係

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血管力 高n=14、低n=23(花王調べ)

「血管力」を高めるクロロゲン酸の力

花王は「血管力」研究を本格的に開始し、ある成分に着目しました。
それは、世界2大ポリフェノールのひとつで、コーヒー生豆に含まれる「クロロゲン酸」です。

これまでも花王は、「クロロゲン酸」の持つ生理機能の研究から血管内皮機能を改善する作用*3 や、体脂肪や体重を低減する作用*4 を有することを見出してきましたが、さらに研究を深めていく中で、「クロロゲン酸」は血管力および肌改善に有効であることを見出したのです。

  • * 3 Hypertens Res 27(10),731-737,2004
  • * 4 Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)37(4),333-344,2009

花王は、クロロゲン酸を含む飲料を摂取するグループと、クロロゲン酸を含まない飲料を摂取するグループに分け、比較実験を実施。血管力の低い人が、それぞれ4週間摂取したところ、クロロゲン酸を含む飲料は、含まない飲料と比べて「血管力」の改善および、「顔の鱗屑」が改善することを見出したのです。(図3)

また、別の試験では、クロロゲン酸を摂取すると、図4のような鱗屑改善の著効例も認めております。顔の肌だけでなく、すねやかかとなど、全身の肌荒れが改善したことが分かりました。

図3 クロロゲン酸摂取の血管力および皮膚性状への効果

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初期血管力が低い人 クロロゲン酸を含む飲料群 n=7 クロロゲン酸を含まない飲料群 n=8(花王調べ)

図4 クロロゲン酸摂取の皮膚への効果

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(花王調べ)

これからの研究について

花王は、皮膚の状態には「血管力」が関連していること、そして「クロロゲン酸」に血管力および皮膚性状の改善効果があることを見出してきました。

「血管力」は、血液を体のすみずみまで行き渡らせ、ヒト本来が持つ健康状態を維持する下支えをしており、ひいては健康的に美しくなろうとする力に寄与しています。

今後も、生命の本質を追究し、研究知見を積み重ねて参ります。

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