髪の「本質研究」から生まれた「美髪技術」

ヘアケア

髪は人種、年齢、性別などによって非常に多様性があり、消費者の望む美しい髪もさまざまです。花王では、さまざまな視点から髪の「本質研究」を行ない、それぞれの人に合った「美髪技術」の開発に取り組んでいます。

これまでに、黒髪、ブロンドを問わず、髪がダメージを受けると毛髪中に微小な空洞が発生し、それが光散乱源となって髪のツヤが失われることを発見しました。この知見をもとに、単に空洞を埋めるのではなく、毛髪組織を構成するタンパク質線維に直接はたらいて空洞を補修する「美髪技術」を開発しました。この技術は、米国化粧品技術者会の優秀論文賞を受賞し、現在においても日本、アジア、欧米など、世界中のヘアケア製品に幅広く応用されています。

また、近年、日本人女性の代表的な美しい髪である「しなやかな髪」についての「本質研究」を進めた結果、「しなやかな髪」は、表層は柔軟で内部は弾力がある二層状態の力学的性質を持つことを発見しました。この知見をもとに、特定の有機酸を特定の条件で作用させることで、表層と内部の力学的性質を選択的に改質し分ける新しい「美髪技術」の開発に成功しました。この技術も、日本のヘアケア製品に新しく応用されています。

今後も、髪の「本質研究」をより深め、「美髪技術」のさらなる進化にチャレンジしてまいります。

しなやかな髪の内部構造観察

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