機械学習を駆使したヒト・環境オミックス研究

安全性科学

より安全で革新的なモノづくりを効率的に行うこと、開発した化学物質や製品が環境に及ぼす影響をできるだけ小さくすること、これらの目標を達成するため、花王は、化学物質がヒトや環境へ及ぼす影響を評価/予測する技術の開発に力を入れています。
たとえば、ヘルスケア分野における化学物質の影響は、遺伝子発現量や代謝物量等の変化として検出できるのではと考え、生体成分を網羅的に解析する“オミックス技術”に着目して研究を進めています。各種試験で得られる膨大な情報は、機械学習や人工知能等の最先端の技術を活用して解析しています。
これまでに、遺伝子発現パターンの変化から安全性を予測するシステムや、化学構造から化学物質が相互作用するタンパク質を網羅的に予測するシステム等を開発しました。それらの研究を、新製品開発への知見創出や、安全性確認ポイントの早期発見に活用することで、安全・安心で革新的な商品開発に貢献しています。
今後は、ヘルスケア分野のみならず、環境分野においても、機械学習を駆使したオミックス研究を展開していく予定です。

関連するテーマ

花王のESGの取り組み Kirei Lifestyle Plan

より安全でより健康な製品

持続可能な開発目標(SDGs)

SDGsの目標3:すべての人に健康と福祉を

SDGsの目標14:海の豊かさを守ろう

Page Top