花王グループでは、HTMLやCSSなどのウェブ技術の標準化を推進しているWorld Wide Web Consortium (W3C)が勧告しているWeb Content Accessibility Guidelines (WCAG)のバージョン 2.2 レベルAAを品質基準の目標とします。
WCAGは、W3Cが勧告しているウェブコンテンツのアクセシビリティを向上させるためのガイドラインのひとつです。WCAGは、1999年に勧告されたバージョン1.0以降、ニーズや技術の進化に伴って複数回アップデートされてきました。
花王グループでは、2023年10月に勧告された最新のWCAG 2.2 を目標基準とし、従来の2.1を順次移行対象とします。
WCAGは、障害のすべての種類、程度、組合せからくるニーズを満たすことはできないとされていますが、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための広範囲に及ぶ推奨事項を網羅しており、世界各国の技術基準として、広く採用されています。日本、アメリカでは、2012年にISO/IECによって国際規格となっているWCAG 2.0を技術基準としています。また、EUでは、WCAG 2.1を公共調達の基準に採用しています。
WCAG 2.2は、下記の4つの原則に基づいた13のガイドラインから構成されています。
各ガイドラインには検証可能な達成基準が設けられており、WCAG 2.2では 合計86個の達成基準が定義されています(WCAG 2.1より9つ増加)。それぞれの達成基準には、以下の3つの適合レベルが設定されています。
花王グループでは、政府や公的機関で基準となっており、また、アクセシビリティに関する訴訟での和解契約に参照されることが一般的となっているレベルAAを、⽬標とする適合レベルとします。
WCAG 2.2では、13のガイドラインに対応した 計86の検証可能な達成基準(レベルA、AA、AAAを含む)が定義されています。そのすべてを短期間で満たすことは、対象となるウェブサイトやコンテンツの規模・性質によっては困難な場合があります。
そのため、対象メディアやコンテンツの役割、ウェブサイトの利⽤状況、今後の施策や更新計画などを踏まえて、取り組みの優先順位をつけ、段階的かつ持続可能となる計画を立てて進めてください。
また、公開にあたっては、企画・設計段階での優先度検討や、段階的な計画立案を支援するツールとして「花王アクセシビリティ対応チェックシート(以下、アクセシビリティ対応チェックシート)」を活用してください。
ウェブアクセシビリティの取り組みにあたり、コンテンツやデザイン、開発仕様の検討の前段階での要件確認、及び作業完了時に使用する、WCAG 2.1レベルAAに対応したチェックシートです(2026年以降は2.2も準拠)。また、段階的な取り組みを考慮し、花王グループ独自の対応指標として、チェック項目を難易度や影響範囲を鑑みてⅠ~Ⅲに振り分けています。
以下は、各分類におけるウェブサイトへのアクセシビリティの確保の一例です。