がん教育プロジェクトとは

がん教育プロジェクトとは

がん教育プロジェクトとは

■がん教育プロジェクトの支援にあたって

花王グループピンクリボンキャンペーンでは、2018年度より「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」(主催:認定NPO法人 乳房健康研究会)を支援します。

現在日本では2人に1人ががんにかかるといわれています。
このプロジェクトの支援を通じて、がん経験のあるピンクリボンアドバイザーの皆さんの前向きな活動を応援するとともに、子どもたちががんへの正しい理解を深め、検診の大切さを学ぶことで、子どもやその家族、社会の健康意識の醸成につながることをめざしています。
※国立がん研究センター がん対策情報センターによる推計値(2007年)

ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト

ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト

ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト

がんでない人も、がんになった人も、すべてのかけがえのない命を大切にして、自分らしく暮らせる社会の実現をめざして、認定NPO法人 乳房健康研究会が立ち上げたプロジェクト。
がんを経験したピンクリボンアドバイザーが講師となって中学校・高校を訪問。自身のがんの体験談を通して、がんへの正しい理解を促し、生徒の健康意識の向上や、未来の検診受診率向上をめざす。

ピンクリボンアドバイザーが講師となって中学校・高校を訪問している様子

ピンクリボンアドバイザーが講師となって中学校・高校を訪問している様子

ピンクリボンアドバイザーが講師となって中学校・高校を訪問している様子

●ピンクリボンアドバイザーとは

認定NPO法人 乳房健康研究会が主催する認定制度で、乳がんや検診、治療などについて学び、試験を受けて認定される。乳がんから自分を守る、家族や友人と乳がんについて話す、仕事仲間に検診をすすめるなど、乳がんにやさしい社会をめざして、全国で約7,000人が啓発活動に取り組んでいる。

ピンクリボンアドバイザーの皆さんにお話をうかがいました!

ピンクリボンアドバイザーの皆さんにお話をうかがいました!

ピンクリボンアドバイザーの皆さんにお話をうかがいました!

「がん教育プロジェクト」での活躍が期待されているピンクリボンアドバイザーの皆さん。普段から、乳がんの早期発見の啓発活動や、患者さんやご家族などのサポートを行なっている皆さんに、日ごろの活動のなかで大切にしていることや、がん教育への思いなどをうかがいました。

左からピンクリボンアドバイザー 栗橋さん 藤原さん 栗原さん 認定NPO法人乳房健康研究会 事務局 高木さん

左からピンクリボンアドバイザー 栗橋さん 藤原さん 栗原さん 認定NPO法人乳房健康研究会 事務局 高木さん

左からピンクリボンアドバイザー 栗橋さん 藤原さん 栗原さん 認定NPO法人乳房健康研究会 事務局 高木さん

まずは、ピンクリボンアドバイザーになられたきっかけと、日ごろの活動内容を教えてください。

藤原さん

私は、がんと向き合うことや治療の副作用などで落ち込んでいたときに、乳房健康研究会の理事長の「乳がんにやさしい社会をつくりたい、乳がんになっても前を向いて自分らしく生きてほしい」という文章を目にしました。そのとき「がんになったけど、自分らしく生きていいんだ。ピンクリボンアドバイザーのことはまだよくわからないけど、自分もやってみたい!」と思いました。現在は、地元の神奈川県横浜市を中心に、イベントなどで自己触診(セルフチェック)の説明をしたり、PTAに出前授業をして、親ががんになったときの子どもの心のケアやサポートなどについて話したりしています。同じ親同士なので訴えかけやすいですね。

ピンクリボンアドバイザー 藤原さん

栗原さん

私は2008年に地元の埼玉県熊谷市でピンクリボンの会を立ち上げました。きっかけは、自身が乳がんになるまで検診を受けなかったことを反省したのと同時に、熊谷市の検診受診率も当時たったの7.5%だったということを知ったからです。団体を立ち上げてからは、早期発見・早期治療の啓発のほか、がんサバイバーの方たちが集まれる場を定期的に設けています。啓発活動や患者さんのサポートのためには最低限の乳がんに対する知識が必要です。ピンクリボンアドバイザーの資格は必要な情報を網羅しているので、会のメンバーにも積極的に資格取得をすすめています。

栗橋さん

私は2008年の住民検診でがんが見つかり、治療開始から10年経ちました。健康が自慢だったので、がんになるなんて思いもせず、一番はじめは「損しちゃった」と思いましたね。というのは、検診の大切さを知らなかったし、胸を触ったこともなかったからです。もしセルフチェックの方法を知っていれば、もっと早い段階で見つけられたのにと悔やまれました。就職して以来、厳しい職場を生き抜く仕事のやり方は教わっても、女性特有の病気の予防などについて教えてもらえる機会はありませんでした。幸い、仕事しかしたことなくてどうすればいいか分からない私を当時の職場がみんなで助けてくれました。ただ、私には助けがあったけれど、他の患者の方もそうとは限らない。何かお手伝いできることはないかと考え、ピアサポート活動を始めました。活動を続けるうちに、乳がんになってからのケアも大切だけれど、乳がんになる前の人たちへ、検診やセルフチェックのことをきちんと伝える方がより重要だと考えるようになりました。ちょうどその頃ピンクリボンアドバイザーという制度ができたので、受験したのがきっかけです。資格を得たことで、行政や学校などからも信頼されるようになりました。

「ピンクリボンアドバイザー」であることが、皆さんの活動を後押ししているのですね。

高木さん

ピンクリボン運動を盛り上げるだけでなく、実際に検診受診率がアップすることももちろん大切です。そのためにはきちんと正しい知識を持って取り組まなければという思いでこの制度を作ったところ、予想していたより多くの方々が受験してくれました。現在全国で約7,000人、47都道府県すべてにアドバイザーがいます。乳房健康研究会は医療者が中心となって立ち上げた団体ですが、こんなに大きなパワーを持つ皆さんが一緒に取り組んでくれるのでとても心強いです。

活動するなかで、心掛けていることや特に印象に残っていることなどはありますか?

栗橋さん

私は最初の仕事が警察官でした。当時は交通事故がとても多くて、亡くなる方も年間で1万4千人ほどいたのですが、今では4,000人以下になっています。もちろん医療の進歩や車の性能向上などもありますが、交通安全週間の啓発や、地域・学校などを通じたさまざまな活動に、警察以外の多くの人が関わったことで社会全体の意識が高まったことが大きいと思います。乳がんだって、対象の人だけでなくみんながしっかりと早いうちに知識をつけていれば、どれだけ悲しむ人を減らせるだろうと思います。病気の治療はきちんと医療の場で受けて、病気になる前や病気になった後の病院に通うほどではない程度の悩みや困りごとには、みんなで手を支えあって向き合うことが大切だと思っています。

藤原さん

私は自分の子どもたちが小学生と中学生のころに乳がんになったのですが、子どもにとっても親ががんになるというのはすごく大きなことです。イベントなどで親御さんががんになった子どもたちと話す機会がありますが、言葉にはしなくても大きな衝撃や不安を抱えているなと感じます。ピンクリボンアドバイザーとして、家族にも医療者にも話せないような悩みを聞き、少し疲れたときに拠りどころとなる存在でいたいですね。本人や家族の悲しみも受け入れて、一緒に悩み、いまの状態を共有してあげられるような活動を続けたいです。

栗原さん

ピンクリボンの会を立ち上げてから、受診率アップのためにあの手この手を尽くしてきました。でもなかなか成果が上がらず、そんな時にがん教育についての研修を受ける機会があったのです。いくつかの事例を学ぶ中で、自分の地元でもぜひやりたい!と思い、熊谷市にプレゼンをして市民協働の活動を始めました。今では年間7,000人の小中学生に話をしますが、真摯で素直な感想を寄せてくれます。がんの正しい知識と理解と合わせ、子どもたちからご家族に「がん検診に行ってね」と伝えてもらっています。サバイバーが話すがん教育に取り組んで5年経ちますが、実際に、熊谷市では乳がんだけでなく5大がん全ての検診受診率が上がっています。

ピンクリボンアドバイザー 栗原さん

高木さん

今回新たにスタートするがん教育プロジェクトも、先行事例や客観的なデータを参考にすると同時に、患者本人やその家族、周りの方の気持ちを理解できるピンクリボンアドバイザーだからこそ取り組めることがあると思い立ち上げたものです。

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