2021年12月27日
花王は2010年より、社会課題をビジネスの手法で解決しようとする若手社会起業家の育成を支援しています。「これからの新しい生活文化をつくる」をテーマとして、生活者に寄り添い、よりよい暮らしに向けた基盤づくりに取り組む社会起業家の育成を通じて、新しい社会価値の創造に寄与していきたいと考えています。また、社員と社会起業家が交流することで、大きな気づきや学びとなっています。
今年度も、社員と社会起業家が交流する社員向けイベントを企画し、11月25日(木)には、「2021年度花王社会起業塾生&卒塾生 交流会」をオンラインで開催しました。社会課題のために情熱をもって向き合い続け、ゼロから事業をつくりあげる社会起業家と、社員との接点・対話の場をつくり、お互いに気づきや学びを得られる機会を提供しようと企画したもので、全国各地にあるさまざまな事業場から114名の花王グループ社員が参加しました。
はじめに、協同パートナーであるNPO法人エティックから、社会起業塾の変遷と社会起業家の役割、活動の意義を説明いただきました。続いて、社会にインパクトを与えている2名の卒塾生から「現状の課題と取り組み、起業塾での学びや価値」について発表いただきました。さらに、3名の今年度の社会起業塾生から、現在の目標や進捗の共有をしていただきました。
卒塾生の発表では現役生からの質問があり、現役生の発表では卒塾生からのフィードバックがあるなど、社会起業家同士の交流が生まれました。そして社員との意見交換の時間でも、活発な質疑応答が展開され、お互いに気づきや学びの多い時間となりました。
参加した社員からは、「起業家の取り組みに対する熱い想い、心の底から現状を変えたいという気持ちが伝わってきました。また、自身の仕事につながるヒントを得ることができました。」「自分には何が出来るのか、起業家の活動現場を見てみたいなど、多くの刺激をいただく機会になりました。」などの声が寄せられました。
なお、今回のイベントに先立ち、10月1日(金)には、「社会起業塾『キックオフ研修』特別講座」をオンラインで開催しました。今年度の社会起業塾のスタートにあたる研修の一部を社員にオープンし、社会起業塾生の事業紹介や、社会起業塾初代塾長である川北秀人氏による講演を実施し、全国各地にあるさまざまな事業場から106名の花王グループ社員が参加しました。
これからも、社会起業家と社員との交流の機会を積極的に提供してまいります。