使用済みつめかえパックの水平リサイクル技術の具現化
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、使用済みつめかえパックの水平リサイクル技術を具現化した、リサイクルつめかえパック「おかえりつめかえパック」において、公益財団法人日本包装技術協会が主催する、第48回木下賞「研究開発部門」賞を連携した企業*1 とともに受賞しました。「おかえりつめかえパック」の開発においては、ジャパンスター賞*2 、アジアスター賞*3 、ワールドスター賞*4 も受賞しています。
受賞式の様子
(左)花王株式会社 常務執行役員 研究開発部門統括 久保英明
(右)ライオン株式会社 取締役兼上席執行役員 乘竹史智氏
花王は、2016年より自治体や企業との協働により、使用済みつめかえパックを回収し、水平リサイクル技術開発に取り組んできました。そして、2023年に使用済みつめかえパックの水平リサイクル技術を具現化。再生材料を一部に使用した「おかえりつめかえパック」を、同年5月に一部店舗にて数量限定で発売しました*5 。「おかえりつめかえパック」には、約1%が回収した使用済みつめかえパック由来、約9%は、製品として使用されなかったつめかえパック由来、計約10%のリサイクルした素材を使用しています。
このたびの受賞は、従来難しかった使用済みつめかえパックの水平リサイクルを実現させることにより、つめかえパックもリサイクルできることを社会に示したことが、評価されたものと考えています。今後も、プラスチック包装容器資源循環型社会の実現に向けた技術開発を進めてまいります。