参考資料: 2023年03月23日

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花王、「女性の健康経営アワード」推進賞を初受賞

「アジアフェムテック・フェムケアプロジェクト」の取り組みで評価

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、このたび、一般社団法人 女性の健康とメノポーズ協会(理事長・三羽良枝)が主催する「女性の健康経営*1 アワード」において、「推進賞」を受賞しました。今回の受賞は、花王が健康経営*2 を推進するなかで、女性の健康に関わる活動を研究所と事業部が一体となって社内外で進めている「アジアフェムテック・フェムケアプロジェクト」の取り組みが評価されたものです。

「女性の健康経営アワード」は、女性の健康とメノポーズ協会が主催する「女性の健康検定*3 」に合格した「女性の健康推進員*4 」および「女性の健康経営推進員*5 」の個人、また、これらの方が在籍する法人・団体を対象に、女性の健康支援・健康教育・健康経営に結びつく積極的な取り組みや、その業績を表彰する制度です。今回、花王は、法人・団体を対象とする「推進賞」を初めて受賞しました。

  • * 1 「女性の健康経営」は、一般社団法人女性の健康とメノポーズ協会の登録商標です。
  • * 2 「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
  • * 3 「女性の健康検定」は、女性の健康とメノポーズ協会が主催する、女性が生涯を通して健康で充実したライフキャリアを実現できる社会づくりと、公衆衛生の向上、およびよりよい社会の形成の推進に寄与することを目的とした女性の健康教育事業です。「女性の健康検定」は、一般社団法人女性の健康とメノポーズ協会の登録商標です。
  • * 4 「女性の健康検定」における、女性の健康とよりよい働き方について、基本的な知識を習得するための初級コースの合格者です。
  • * 5 「女性の健康検定」における、女性の健康とよりよいワークスタイルについて、基本的な知識を習得するための上級コースの合格者です。

花王の「健康経営」について

花王は、中期経営計画「K25」達成に向け、「花王グループ健康宣言」のもと、健康経営取り組んでいます。また、2019年4月に策定したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)においても、19の重点取り組みテーマのひとつである、「社員の健康維持増進と安全」を推進しています。社内のヘルスケアの知見や見える化技術を結集した「Kao GENKIプロジェクト」では、健康ソリューションプログラムの一部を社外へもサービスを提供し、地域や他企業の健康づくりに活用されています。また、全社的に健康経営を進めるために、5年ごとに健康中期計画を立てて、組織的に取り組んでいます。

「アジアフェムテック・フェムケアプロジェクト」の主な取り組み

「アジアフェムテック・フェムケアプロジェクト」は、花王が取り組む健康経営の一環として、生涯を通して身もこころも健康でいられることにより、どのような人生の選択をしてもいきいきと暮らしていける社会をめざし、研究所横断で事業部と一体となって、女性のこころとからだのゆらぎをサポートするソリューション提案を社内外に行っている活動です。
また、アジア各国の女性の健康課題は共通する部分が多く、現在国内に加えアジアの5つの国と地域で取り組みを検討・実施しています。今後も、取り組みを進める国や地域の拡大を検討してまいります。
主な取り組み内容は以下の通りです。

  • 「女性の健康リテラシー向上マネジャー研修」
    女性の健康リテラシー向上マネジャー研修を社内外で実施。女性の多様な症状への理解とコミュニケーションを促進し、働きやすい職場環境づくりに寄与しました。今後は、マネジャーだけでなく、職場全体のリテラシー向上に向けてすべての年代、男女問わず研修を実施していきたいと考えています。

  • 「産後孤独を解消する親子リアルイベント」
    コロナ禍でリアルイベントがなくなり、地域で話し相手も見つけにくい孤独な状況において、産後の養育者に楽しみながら自身の健康状態に気づいてもらうためのイベントを、年3回計100組実施。実施後のアンケートでは、参加者の8割が「満足」と回答するなど高い満足度となりました。今後は日本助産師会と連携し、さらに活動の場を広げていくことを検討しています。

  • ソーシャルメディア「フェムケア エピソードバンク」の立ち上げ
    生理や更年期など、女性が直面するさまざまな健康課題にまつわるエピソードを自由に投稿・閲覧できる独自のソーシャルメディア「フェムケア エピソードバンク」を、2022年12月より運用しています。寄せられたエピソードを蓄積・共有することで、女性自身の自己理解や情報収集、周囲の方々との相互理解につなげてもらい、身体だけでなくこころも整える習慣づくりに貢献することをめざしています。

  • 「職場ロリエ」の活動
    突然生理が来ても安心して働ける職場をめざし、職場トイレにいつでも使える生理用品を常備する事業活動「職場ロリエ」と連動しながら、社内および賛同企業や団体への啓発活動を実施。女性をサポートする活動を深めていきます。

  • 中国育児メディア Babilyと「微笑日記」を立ち上げ
    アジアにおいて共通の課題となっている“産後うつ”に対し、デジタルマーケティングが盛んな中国で、こころのコントロール手法「エクスプレッシブ・ライティング」を採用した感情日記ミニアプリ「微笑日記」を開発し、2022年11月より運用を開始しました。

花王グループは今後も、健康経営をはじめ、経営にESGの視点を導入することで、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざしていきます。そして、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでまいります。

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