発表資料: 2011年10月18日
花王の社会貢献活動
~東日本大震災復興に貢献する事業も支援~
花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2010年より、よりよい社会を次世代へ継承することをめざし、社会の課題をビジネスの手法で解決しようとする社会起業家を支援する『花王社会起業塾』を実施しています。全国からの公募・選考を経て、このたび、2011年度の支援対象となる起業家5件を決定いたしました。
『花王社会起業塾』では、幅広くご家庭でお使いいただく商品のメーカーとして、特に家族を取り巻く課題の解決に目を向けている起業家を支援します。プログラムは、事業開始直前直後の若手起業家を支援するスタートアップ部門と、すでに事業実績のある起業家による新たなチャレンジに対して右腕となる人材を派遣することで支援するイノベーション部門とがあります。今年は、イノベーション部門にて、東日本大震災に対応した「復興に貢献する事業」も支援することとしました。
支援対象となった起業家には、約半年の期間中に専門家や先輩起業家によるアドバイスを受ける機会を提供し、事業を発展させ、もしくは成長軌道にのせるための支援を行ないます。なお、合同研修などのプログラムの提供は「社会起業塾イニシアティブ」を通じて行ないます。
花王は、これまでに東日本大震災への対応として義援金の提供、物資の提供、被災された方の心に寄りそう活動など、さまざまな活動を行なっております。これらに加え、花王社会起業塾を通じた支援が、被災地域の一日も早い復興につながることを願っております。
※『花王社会起業塾』は、次代の社会起業家を育成・支援するNPO法人ETIC.(エティック)の活動に賛同し、社会起業塾プログラムを同様に運営する企業・行政によって構成される「社会起業塾イニシアティブ」に参加し、その運営に協力しています。
NPO法人ETIC.(エティック)
・プログラムの全体のプロデュースと運営事務局を担います。
NEC、横浜市、花王株式会社
・各団体の社会起業塾を通じて参加者に対するリソースの提供を行ない、あわせて社会起業塾イニシアティブの運営に協力します。
対象者 | 所属 | 事業概要 |
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堀江 由香里 | 特定非営利活動法人 Arrow Arrow | 中小企業向け産育休取得サポート 「産休!Thankyou!」 |
三木 智有 | 任意団体tadaima! | 家事シェアリングで、男性の家事参加が当たり前の社会を実現する |
森山 誉恵 | 特定非営利活動法人3keys | 児童養護施設にいる子どもたちへの学習を通じた自立支援事業 |
対象者 | 派遣先 | 事業概要 |
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片貝 英行 | 特定非営利活動法人 キッズドア | 中高生向け学習支援プロジェクト |
菅原 健介 | 全国訪問ボランティアナースの会「キャンナス」 | 地域の看護士・介護士とともに、医療・看護・介護・生活の困りごとを解決する |
2011年9月~2012年3月
個別に受ける支援として、次のものがあります。
・活動支援金およびノートパソコン(もしくはプロジェクター)の提供
・バーチャルボードミーティング(専門家等と経営課題を集中的に議論する仮想理事会)
・メンター制度(NPO事業家、専門家等から経営アドバイスを受ける)
・エティックコーディネーターによるコーチング
また、ほかの起業塾メンバーとの合同研修があり、事業のブラッシュアップの機会と起業家同士の交流の場を提供します。
活動支援金に加え、事業の状況により個別に支援プログラムを提供します。メンター制度、エティックコーディネーターによるサポート、合同研修への参加などの可能性があります。
社会起業塾イニシアティブ主催・事務局 NPO法人ETIC.(エティック)
担当:石塚、佐々木
電話:03-5784-2115 FAX:03-5784-2116
E-Mail:incu@etic.or.jp
URL:http://www.etic.or.jp/
社会起業塾専用URL:http://www.etic.or.jp/svip/
1993年、学生起業家支援の全国ネットワークとして「ETIC.(エティック)」を創設。以来、若い世代が自ら社会にはたらきかけ、仕事を生み出していく起業家型リーダーの育成に取り組み、これまでに200名を超える起業家を輩出し、年間約500名の20代若者にプログラムを提供する。長期実践型インターンシッププログラム、社会起業家育成プログラムの社会起業塾イニシアティブ、イノベーション・グラント、ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケット等のプログラムを仕掛けるとともに、「チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト」では全国30地域で人材育成プログラム等がスタートしている。
花王株式会社
コーポレートコミュニケーション部門
社会貢献部
※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。