品質マネジメントシステム

方針

花王は、企業理念「花王ウェイ」に掲げる“よきモノづくり”を品質保証活動の原点としています。「花王 ビジネス コンダクト ガイドライン」および「花王グループ品質基本方針」に基づき、安全で高品質な製品・サービスを提供し続けます。また、品質マネジメントシステムを確立し、継続的な改善を通じて、生活者・顧客からの品質に対する信頼を高めるとともに、企業価値の持続的な向上に取り組んでいます。

マネジメント体制

品質保証におけるマネジメント体制としては、グローバルに事業を展開する中で、多様化する生活者・顧客ニーズや事業環境の変化に的確に対応し、製品の安全性・品質・信頼性を確保するため、国際的に広く採用されている「3ラインモデル」を参考に体制を構築し、ガバナンスを強化しています。

  • 事業・R&D・SCM部門など:事業活動の最前線として、製品・サービスの品質を日常業務の中で確保します。
  • 品質リスク管理・信頼性保証部門:品質保証のしくみの整備や品質リスク管理を通じて、品質保証活動を統括・推進します。
  • 品質保証監査部門:品質保証に係るガバナンスおよび内部統制プロセスの有効性を評価するとともに改善を促し、経営監査室と連携します。

これらの組織が自律的に協働することで、品質保証体制の構築・改善活動を進めています。そして内部統制委員会を構成する「品質保証委員会」が品質保証に関わる全社的な基本方針・重要施策を審議・決定し、全社的な品質保証活動の有効性と信頼性を確認しています。

スリーラインモデルを参考にした品質マネジメント体制図

文書体系

花王では、グローバルで一貫した品質保証活動を推進するため、品質基本方針を最上位とし、グループ共通の要求事項を定める品質保証規程、さらに具体的な運用ルールを定める品質保証規則から構成される文書体系を整備しています。これらの文書は、花王グループとして共通で遵守すべき品質保証に関する基本理念および要求事項を定めています。
グループ会社、部門、工場では、本文書体系に基づき、事業特性および各国・地域の法規制に適合したガイドラインや手順書などを定めています。グローバルで共通の品質保証の枠組みと、地域特性に応じた運用の両立を図ることで、世界中の生活者・顧客から信頼される品質の確保と継続的な改善を推進しています。

文書体系図。上から、「品質基本方針」、「品質保証規程」、「品質保証規則」、「グループ会社・部門・工場のガイドラインや手順書等」からなるピラミッド図。

教育

品質保証活動を支える基盤として、継続的に品質の教育を実施しています。全社員が高い倫理観を持って業務を遂行できるよう、各国・地域の法規制や文化を踏まえた品質に関する教育プログラムを展開しています。具体的には、入社時の導入教育に加え、各部門の品質保証担当者や責任者、リーダーを対象として、毎年、関連する法規制や社内基準に関する教育、並びにISO9001やGMP(Good Manufacturing Practice)に基づく品質マネジメントシステムに関する教育をオンデマンドおよび集合型で実施しています。教育を通じて、社員一人ひとりが自ら品質課題を捉えて改善につなげる力を高めることで、常に生活者・顧客の視点に立った品質の維持・向上に取り組んでいます。

監査

花王では、品質マネジメントシステムの実効性を担保し、品質リスクを低減するため、監査を重要な仕組みと位置づけています。主に以下の品質監査を行い、品質保証活動および品質リスク管理が適切に機能しているかを客観的に確認しています。これらの監査は品質リスクの発生可能性や影響度を踏まえたリスクベースの考え方に基づき、対象および実施時期を適切に設定し、計画的に実施しています。

  • 自社工場などにおける自己点検および内部監査
  • 購買、SCM部門による原材料サプライヤーおよび製造委託先に対する外部監査
  • 品質リスク管理・信頼性保証部門による事業・R&D・SCM部門など各部門に対する内部監査
  • 品質保証監査部門による品質リスク管理・信頼性保証部門に対する内部監査
  • お取引先による自社工場に対する監査

監査で把握した課題やリスクは、品質に関する重要施策や課題の進捗を確認する品質保証会議で共有し、是正および改善策を協議することで、品質保証活動や品質マネジメントシステムの継続的改善につなげています。
また、監査結果や改善活動は品質保証委員会で報告・共有され、品質ガバナンスの維持・強化に向けた取り組みに反映されています。

Page Top