生活者に寄り添った大人用おむつ(リリーフ)の開発

おむつ開発

人間の尊厳に深く関わる排泄処理は、QOL(Quality of Life;生活の質、人生の質)に大きな影響を与えます。私たちは、高齢者が自分らしく、快適な日々を送ることができるよう、排泄ケアの研究と製品の開発に取り組んでいます。

尿モレに悩む人ができるだけ抵抗なく、必要に応じておむつを選択し、使用できる環境づくりは、排泄ケアの大きな課題です。例えば、パンツ型おむつを初めて使用する人たちにとって、見た目の自然さや、シルエットのきれいさは非常に重要な要素です。

一般的なパンツ型おむつは複数のゴムを伸ばした状態で外装材(不織布)に固定して縮ませることで伸縮性を発現させていますが、ギャザーの凹凸部分が目立ってしまいます。花王は、着用した時のシルエットを改善し、これまでの下着と変わらず抵抗なく使用できるようにするため、不織布自体に伸縮性をもたせた素材を開発しました。

抵抗なくおむつを着用し、外に出る意欲や機会を増やすことは、本人のQOLの向上につながります。
私たちは、おむつを使用する方、および介護する方の心身の負担を減らし、誰もが自分らしく、快適に過ごせる日々を送れるよう大人用おむつの開発に取り組んでいきます。

おむつ外装材が糸ゴムタイプを採用している一般的なパンツ型おむつと糸ゴムを使用していない伸縮シートタイプを採用しているリリーフまるで下着のスラックスを装着した時のシルエットを比較。リリーフまるで下着はスラックスを履いた時におむつの凹凸が目立ちません。

ゴムを使用せずに、紙おむつが伸び縮みする伸縮シートを開発

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