発表資料: 2022年06月16日

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花王、ファンデーションの中皿にケミカルリサイクルPET素材を採用

化粧品プラスチック容器の水平リサイクル実現をめざした取り組みを推進

花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、メイクブランド「media(メディア)」の新商品をはじめとするパウダーファンデーションの中皿の素材に、株式会社JEPLAN*1 (社長・髙尾正樹)が保有するケミカルリサイクル*2 技術を用いて同グループ会社のペットリファインテクノロジーが製造するケミカルリサイクルPET(ポリエチレンテレフタレート)を、本年7月以降、順次、採用していきます。
今回の取り組みを通して、花王化粧品事業のメイクカテゴリーにおいてもバージンプラスチックの使用量を削減し、サステナブルなモノづくりを進めるとともに、化粧品プラスチック容器の水平リサイクル実現に向けた取り組みをさらに進めてまいります。

  • * 1 日本環境設計株式会社は、2022年6月1日より、社名を「株式会社JEPLAN」に変更。
  • * 2 使用済みのPET素材を化学分解し、不純物を除去した後、PET樹脂として原料に再資源化、利用すること。
    石油由来のものと同等の物性・品質に再生できる点において優れています。

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パウダーファンデーションの中皿 イメージ

花王は、2021年6月より、化粧品ブランド「TWANY(トワニー)」のスキンケア容器からケミカルリサイクルPET素材の採用をスタートし、順次、採用ブランドの拡大を進めてきました。また、JEPLANと協働し、店頭で回収したお客さまの使用済み化粧品プラスチックボトルを用いて、“ボトルからボトル”への水平リサイクルに向けた実証実験に取り組んでいます。

一方、パウダーファンデーションは従来、レフィルをコンパクトケースに繰り返し詰め替えて使用できるようになっており、レフィルには、商品の特長に応じて、バージンPET素材でできた中皿、もしくはアルミ素材の中皿を採用していました。
今回、バージンPET素材の中皿を、バージンPET素材と同等品質のケミカルリサイクルPET素材に、順次切り替えを実施。より環境に配慮したサステナブルなモノづくりを進めてまいります。
今後は、すでに取り組みを進めている化粧品プラスチックボトルと同様に、水平リサイクル実現に向けた取り組みもあわせて検討し、プラスチック循環社会の実現をめざします。

花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を策定し、重点取り組みテーマのひとつとして「ごみゼロ」を掲げています。今回の取り組みは、それを推進する活動です。これまでに展開しているさまざまなアプローチに加えて、日本におけるプラスチック包装容器への再生プラスチックの活用を本格化することで、プラスチック循環社会の実現をめざしてまいります。
今後も花王は、経営にESGの視点を導入することで、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざしていきます。そして、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでまいります。

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。

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