参考資料: 2019年01月31日

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花王、徳島県上勝町で「リサイクリエーション」を実施

~使ったら、捨てる。このあたりまえを変えたい。~

花王株式会社(社長:澤田道隆)は、「リサイクリエーション」*1 を通じて、循環型社会への新しいシステム・ライフスタイルの提案をしています。具体的な取り組みのひとつとして、地域の方々やパートナー企業と協働し、洗剤やシャンプーなどの使用済みのつめかえパックを回収し、再生樹脂に加工して提供する活動を推進しています。
徳島県上勝町では、2016年より、使用済みのつめかえパックの回収を実施しています。上勝町で3年間で回収したパック総量の350kgを再生加工、「おかえりブロック」と名づけたブロックを作成し、1月26日に上勝小学校にて、ブロックの譲渡式典を実施しました。

  • * 1 使い終えたものを再び資源に戻す「リサイクル」と、新たに価値を創造する「クリエーション」を合わせることで、従来のような同じモノに戻すのではなく、より楽しいモノ・よりよいモノを創り出す、アップサイクルのこと。コンセプトは「使ったら、捨てる。このあたりまえを変えたい。」

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上勝町で行なわれた譲渡式典の様子

花王は、2009年に「花王 環境宣言」を発表し、事業活動すべての段階で環境負荷を低減させるとともに、地球環境の保全と社会のサステナビリティの実現に向けた取り組みを進めています。その一環として、容器包装については、リデュース(減らす)を基本とし、そこに、持続可能な原料への転換を図るリプレイス(置き換える)、リユース(再利用する)、リサイクル(リサイクルする)を加えた「4R」の観点から、環境負荷の低減に取り組んでまいりました。
2015年からは新たに「リサイクリエーション」という新しい考え方を提案し、包装容器の新しい資源循環に向けた研究に取り組み、地域の方々やパートナー企業と共に、その価値の検証を始めています。

今後も、さまざまな地域やステークホルダーの方々と、信頼と共感を築きながら共創の輪をひろげ、「リサイクリエーション」の新たな可能性を創出してまいります。

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上勝町における「リサイクリエーション」活動

上勝町は、未来の子供たちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するため、2020年までに上勝町のゴミをゼロにすることを決意し、2003年に日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を公表しました。廃棄物の徹底した分別回収を実施しており、その取り組みは世界的に注目を集めています。
花王は上勝町の政策と背景にある思いに共感し、「リサイクリエーション」活動での協働を提案、2016年より展開しています。活動主体は、特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミーで、上勝町役場が後援しています。ゼロ・ウェイストアカデミーは、上勝町のゼロ・ウェイストの理念に基づいて3R(リデュース、リユース、リサイクル)活動を住民や行政と一緒に町内で推進し、環境に配慮できる人材育成、ゼロ・ウェイストな商品開発、活動推進のための調査・研究、そして一緒に取り組む仲間を世界中につくることに取り組んでいます。また、理事長の坂野晶氏は1月22日から25日に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、共同議長を務めました。
つめかえパックの回収は、地域の方々の協力のもと、パートナー企業と協働して行なっており、町民全員が利用する町内に1カ所あるごみステーションに、回収ボックスを設置しています。

お問い合わせ

花王株式会社 広報部

03-3660-7041~7042

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