花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、本日、株主・投資家をはじめとするすべてのステークホルダーの皆さまに向けて、「花王統合レポート 2021」をウェブサイトにて公開しました。英語版は6月23日に公開する予定です。
今回のレポートでは、日々深刻さを増す社会課題の解決をめざすために、「Sustainability as the only path」という、2021年度からスタートした中期経営計画「K25」のビジョンに込めた決意とともに、「K25」の概略をお伝えします。また、事業活動を通じて社会に貢献するための価値創造ストーリー、経営の安定性と飛躍的な発展を両立させるための事業ポートフォリオの変革、そして、活動生産性の大幅向上を促す新しい人財制度とDXの推進についてご説明します。
本レポートを通じて、ステークホルダーの皆さまに花王の企業活動への理解を深めていただくとともに、反響やご意見を企業活動の改善に活かし、同じ志を持つ仲間とともに、さらに一段高い社会への貢献と企業価値の向上に努めてまいります。
社長メッセージでは、中期経営計画「K25」の概要とその実現の鍵となる取り組みをご説明します。2つのイントロダクションでは、「K25」を含む今後の花王が進むべき方向性、起こすべき変革の前提として認識している課題をお伝えします。
花王は、多様な事業、多様な技術、多様な視点を「集積力」で強みに変え、多様化・複雑化する社会課題の解決をめざします。その全体像を価値創造ストーリーとして明確化しました。「集積力」とは、異なる力の相乗または新結合で得る新たな力であり、全体の総和を示す「総合力」とは異なる概念であり、我々の強みのひとつです。
経営の安定性と飛躍的な発展を両立させるための新しい事業ポートフォリオと、その中核となる「Another Kao」と「Reborn Kao」の2つの花王の構想について詳しくご説明します。各事業部門長が座談会を通じて、それぞれの事業の将来像と実現に向けたチャレンジについてお伝えします。
会社にとって最大の資産は「人」です。多様な人財が、部門や国、組織を超えて共創するためにOKR(Objectives and Key Results)を導入しました。能力と個性を最大限に発揮できる組織に改革するとともに、DXによる業務の効率化を追求します。
「持続可能な社会において欠かすことのできない会社」をめざし、すべてのステークホルダーの皆さまからの支持・信頼に応えるために、コーポレート・ガバナンス、コーポレートリスク、コンプライアンス推進体制などの経営基盤の強化を絶えず進めています。