肌の基礎知識
【1.角層の水分を保持する機能】
「セラミド」は脂質でありながら、水となじみやすい「親水基」という部分を持っているため、「セラミド×水×セラミド×水×セラミド」といった形で交互に並んでいくサンドイッチ状の構造(ラメラ構造)をつくることができます。しかし「セラミド」が不足した状態の肌では、その水をつなぎとめることができず、肌の水分が少なくなって肌が乾燥しがちになるのです。
【2.外部からの刺激をブロックするバリア機能】
「セラミド」は、他の細胞間脂質とともに角層細胞の間をセメントのように隙間を埋めています。そのため、外部からの刺激物質の侵入や、体内の水分の過剰な蒸散を防ぐことができるのです。