商品の成分表示と基礎知識
必ずしも一般にいわれている「アルコール」が入っているわけではありません。
どうして?と思われる方もいらっしゃると思いますが、スキンケア製品の「アルコール」と呼んでいるものは、化学の世界では「エチルアルコール(エタノール)」と呼ばれている成分で、お酒のアルコールと同じです。
実は、化学の領域においては、その成分の構造の特徴から「アルコール(類)」と分類されるものが数えきれない程存在しております。
例えば、化学原料の「メチルアルコール(メタノール)」や、スキンケア製品に配合されている「ステアリルアルコール」などはアルコールのひとつです。しかし、同じアルコール(類)でも「エチルアルコール(エタノール)」とは別の成分なのです。
ですから、全成分表示の中で「○○アルコール」と表示されていても、「エタノール」という成分が表示されていなければ「アルコールフリー(エタノール無添加)」ということになります。