商品の成分表示と基礎知識
界面活性剤は、簡単にいうと「水と油をつなぐ役割を果たす」成分の総称です。
ひと口に「界面活性剤」といっても多くの種類があり、それぞれ性質が異なり目的に応じて使用されます。
【界面活性剤の主な性質】
1.汚れを落とす(洗浄)
2.混ざり合わないものを混ざった状態に保つ(乳化・分散)
3.なじみやすくする(浸透感)
例えば、身近なマヨネーズにも界面活性剤のようなものが含まれています。油とお酢は、そのままでは混ざることができず分散してしまいます。
そこで「卵」の黄身に含まれる「レシチン」という成分がマヨネーズの中の油とお酢を混ざった状態に保つ界面活性剤の役割を果たしているというわけです。
【スキンケア製品に配合される界面活性剤の主な性質】
1.洗浄料には、主に「汚れを落とす」性質をもつもの
2.乳液やクリームには、油分と水分を「混ざった状態に保つ」性質をもつもの
3.化粧水には、肌に成分をなじませるために、「なじみやすくする」性質をもつもの