新型コロナウイルス感染症への
花王グループの取り組み

私たちの想い
新型コロナウイルス感染症拡大防止への取り組み

 新型コロナウイルス(COVID-19)によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げます。罹患された方とそのご家族の皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い回復をお祈り申し上げます。また、この過酷な状況下、最前線で献身的にご尽力いただいている医療・保健従事者をはじめ、生活必需品の供給に携われている生産・流通・販売関係者など、多くの現場を守っておられる皆様に深く感謝申し上げます。

 花王グループでは、従業員と家族、お取引先・お客さまをはじめとするステークホルダーの皆様の安全と健康の確保を最優先に考慮し、感染拡大防止に努めています。130年前に花王石鹸を発売して以来、清潔・衛生に関連する製品をお届けしてきた企業として、衛生的な暮らしを守るために必要な衛生関連製品の供給と、生活で役立つ衛生情報の発信にむけて、行政・学会・工業会・関連企業の皆様とともに、グループ一丸となって取り組んでいます。

 事業を展開している国・地域においては、現地の政府および自治体の指導に従って対応しています。ほとんどの拠点で在宅勤務を実施していますが、生産活動は予定通りに行うことができています。消毒液やハンドソープ、漂白剤などの衛生関連製品は増産を進めており、特に大きな需要が発生している消毒液については、日本では4月に大幅な増産体制を確立しました。今後も、政府・行政や工業会、企業と密接に連携しながら、取り組んでまいります。  さらには、正しい手の洗い方や、布マスクの洗い方など、生活者から寄せられた多くの問い合わせをもとにしたわかりやすい生活情報や、長年の研究で培ってきた衛生情報なども企業サイトやSNSを通じてお届けしています。

 私たちは、企業理念である「花王ウエイ」の使命を実践すべく、全員一致団結して取り組んでまいります。何気ない日々の暮らしを健やかに送れる日が必ず戻って来ることを信じて、手を取り合い、いっしょに乗り越えて参りましょう。

2020年5月
花王株式会社
代表取締役 社長執行役員

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取り組み事例

こちらでは取り組み事例の一部をご紹介します。

地域に応じた寄付や支援

共にがんばる皆さまに、少しでもほっとできるひとときを。

共にがんばる皆さまに、少しでもほっとできるひとときを。

共にがんばる皆さまに、少しでもほっとできるひとときを。

世界の各地域においてさまざまな団体を支援

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花王グループが事業を展開する日本、アジア、欧米の各地域において、衛生関連製品の提供や寄付金の贈呈などを通じて、さまざまな団体を支援しています。
インドネシアでは、新型コロナウイルス感染症の最前線タスクフォースとして任命されている国家防災庁(Badan Nasional Penanggulangan Bencana)を通じ、寄付金を贈るとともにビオレボディフォームと衣料用洗剤アタックを提供しました。
英国では、慈善団体であるビューティバンクやハイジーンバンク、保健サービスのNHSへ、モルトン・ブラウン、ジョン・フリーダ、ビオレなどのブランドから石鹸やハンドローションなどを寄付しました。
上記の他にもさまざまな地域において、状況に応じた支援活動を進めています。

衛生関連の生活情報を提供

感染予防に関連する衛生情報を公開

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日本では、家庭での消毒の仕方など、新型コロナウイルス感染症の拡大にともなってお客様から多く寄せられたお問合せへのQ&Aや、正しい手の洗い方や布マスクの洗い方などの、感染予防に関連する衛生情報をWebサイトにてわかりやすくご紹介しています。
また、業務用洗浄剤の販売や衛生管理サービスを提供する花王プロフェッショナルサービスでは、介護施設で働く方々や、病院内の感染対策を担当される方々に向けた新型コロナウイルス感染症の関連情報を提供しています。

WebやSNSを通じて正しい手洗い方法を発信

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日本やアジアの各地域では、感染予防に関連する生活情報をWebやSNSを通じて積極的に発信しています。特に、感染防止の基本となる手洗いについては、小さなお子様でも楽しく、上手に洗えるように、「あわあわ手あらいのうた」の動画を英語や中国語などの主要言語でもご紹介しています。
「あわあわ手あらいのうた」の楽譜やポスターは、Webサイトからダウンロードすることができ、学校や保育園での教育・衛生指導にご活用いただいています。
「あわあわ手あらいのうた」のWebサイトはこちらからご覧いただけます。

衛生関連商品を増産

日本の工場にて消毒液の増産体制を構築

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花王は、新型コロナウイルス感染症が拡大する2020年1月から消毒液の増産に取り組み、緊急を要する医療機関や高齢者施設等へ優先的に供給してきました。その後も、感染拡大にともなってさらに高まる社会的な要請に応えるべく、新たな生産・供給体制の構築を進めました。そして、関連会社にご協力をいただきながら、4月からは生産可能なすべての工場で生産を開始し、大幅な消毒液の増産に取り組んでいます。
生産の現場では厳重な感染防護対策のもと、関係者全員がお互いの安全と健康を守りながら、衛生関連製品の製造を続けています。医療機関や高齢者施設などのひっ迫している需要に応えるとともに、必要とされるすべての方々にお届けできるよう供給体制の強化に努めています。

ドイツの工場にて消毒液の生産と供給を開始

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ヨーロッパ最大の拠点であるドイツでも、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するべく、衛生用品の生産と供給を進めています。
4月にはダルムシュタット工場で手指消毒剤の製造を開始し、ヘッセン州経由で地域の病院へ供給しています。高まる需要に対応すべく、生産設備を強化するなどの増産に向けた取り組みを進めています。
また、ドイツでは手指消毒液の不足を受けて、薬局で独自に調合を始めましたが、消毒液に適した容器が不足していました。そこで、薬剤師会の協力のもと、ヘアケアブランドのジョン・フリーダのボトルをダルムシュタットの薬局に寄付しました。薬局はこのボトルに消毒剤を充填し、顧客に販売することができました。

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