花王では、コンポーネントと呼ばれる予め用意されたウェブページを構成するパーツを組み合わせてページを作るコンテンツマネジメントシステム(CMS)を導入しています。このCMSが自動生成する各コンポーネントのHTML記述の改善および改修を実施してきました。これにより、コンポーネントを適切に組み合わせてページを作れば、コンテンツ(コントラスト比や代替テキストなど)以外のアクセシビリティは概ね確保できるウェブ制作環境が整いました。
カルーセルのコンポーネントに対し、次の2点の改修を実施しました。
以下の図は、画像やお知らせなどが横にスライドして切り替わる「カルーセル」に対して行った改善内容を示しています。
改修イメージ1
操作用コントローラーの代替テキストが、ユーザーの言語にあわせて読み上げられるようになりました。
改修イメージ2
スライド内の文章が「見出し」として認識できるようになり、スクリーンリーダーでも構造が伝わりやすくなりました。