つめかえ用製品は、すっかりおなじみになりました。中身をつめかえることで、シャンプーや液体洗剤のプラスチック本体容器をくり返し使うことができ、省資源とごみの削減に役立っています。
花王が最初のつめかえ用製品を発売したのは1991年のことですが、その品数は年々増え、2023年12月時点のつめかえ・つけかえ製品は423品目にのぼっています。私たちは、消費者の方々がつめかえやすいように、ボトルの大きさや内容物の粘度などに合わせた、さまざまな改良を加えています。
2024年5月現在
※ 商品写真は2022年8月末時点のものです。
特徴 | 手順と代表製品 |
・ボトルへのつめかえ作業がいらない、専用ホルダーです。作業時間は約10秒※ です。 ※平均的な作業時間 ・(つめかえ用)ラクラクecoパックをつけかえられます。 ・独自開発のポンプで最後まで無駄なく使いきれます。 ・プラスチックの使用量が少なく、環境にやさしいホルダーです。 |
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特徴 | 構造と代表製品 |
・シャンプーやボディソープなど、粘度の高い液体用のラクラクecoパックです。 ・注ぎ口がボトル口にしっかりはまって安定するので、安心して、こぼさず両手でつめかえができる設計。 ・従来より薄くなったフィルムを用いたパックはやわらかく、両手で真上から折りたたみながらしぼり出すことですばやくつめかえできます。 |
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特徴 | 構造と代表製品 |
・専用ノズルとS字フックをつけかえて使う、つりさげパックです。 ・(つけかえ用)ビオレuザ ボディぬれた肌 に使うボディ乳液にらくらくスイッチを付けるだけで簡単につけかえできます。 ・軽い力で液量調節ができるノズルで最後まで無駄なく使いきれます。 ・パウチのまま使うから、プラスチックボトルレス。 ・捨てるとき、容積が1/40でコンパクト。 |
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特徴 | 構造と代表製品 |
・衣料用液体洗剤など、中粘度の大容量の液体用のつめかえ用パックです。 ・液体が流路に沿って流れやすいように、注ぎ口にエンボス(凹凸の型押し)加工がされています。 |
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・濃縮衣料用洗剤や柔軟剤など、中~低粘度の液体用のつめかえ用パックです。 ・ボトルの口にパックの注ぎ口を掛けられる、ダブルフックがついています。 ・液体が流路に沿って流れやすいように、注ぎ口にエンボス(凹凸の型押し)加工がされています。 |
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・住居用洗剤など、スプレーつきボトル用のつめかえ用パックです。 ・ボトルの口にパックの注ぎ口を掛けられる、フックがついています。 ・液体が流路に沿って流れやすいように、注ぎ口にエンボス(凹凸の型押し)加工がされています。 |
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・洗顔料など、口の小さなボトル用のつめかえ用パックです。 ・小さな口でもつめかえやすいように、注ぎ口にストローがついています。 |
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特徴 | 構造と代表製品 |
・粉末用のつめかえ用パックです。 ・粉が舞い上がりにくいように、ボトルの口にぴったり差し込めるようになっています。 |
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特徴 | 構造、手順と代表製品 |
・粉末用の袋ごと箱につめかえるタイプです。 ・粉が飛び散らないように、袋ごと箱に入れてから開封できるようになっています。また、はさみを使わず、手でかんたんに切れます。 ・スプーンですくいやすいように、袋を開封すると袋が箱に密着するようになっています。 |
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また、中身の性質や安全性の観点から、つめかえを消費者の皆さんにおすすめできない製品もあります。そのような場合は、スプレーなどの部品を再使用する、つけかえ用製品を用意しています。
つめかえ用製品の比率は1997年から急速に増え、現在では約80%強で推移しています(本数ベース)。たとえば柔軟仕上剤のつめかえ用の比率は約90%で推移しています。つめかえ・つけかえ用製品によるプラスチック削減量は78.3千トンにのぼります(全品が本品容器である場合との比較。花王(株)2023年実績)。