豊かな自然を未来につなぐ活動

社員や地域の人々と共に豊かな自然を守り、育てる活動

花王は、身近な場所に、緑豊かな環境を守り育てることで、社員や地域の人々に環境保護への意識を高めてもらおうと、国内外で自然を守り、育てる活動を応援しています。

地域の自然や文化の理解にもつながる、和歌山の「企業の森」活動

全国各地で、自治体と企業が手を携えて森林保全に取り組んでいる「企業の森」ですが、花王は、国内最大の生産拠点を持つ和歌山県で、2007年から「企業の森」活動に取り組んでいます。和歌山工場では、工場で利用する水の水源でもある紀ノ川の上流で、和歌山県が推進する「企業の森」事業に参画。2007年からスタートした「花王の森 紀美野」に加え、2017年からは、「花王の森 おいし」でも森林保全活動に取り組んでいます。

地元で採取したカヤの苗木を自宅で育てる社員の家族

自宅で育てたウリハダカエデの苗木を植樹する社員と家族(花王の森 おいし)

「花王の森 おいし」では、荒れた山林0.8ヘクタールを無償で借り受け、まず地元の森林組合の方といっしょに、地拵え(じごしらえ)という植樹の前の整地作業を行ないました。また、この地域の樹木の遺伝子を守るため、この地域に自生する苗木を採取して社員の自宅で育ててから植樹するという新しい試みもはじめました。2018年は、それらの苗木と県内で調達した苗木を合わせて8種67本を植樹しました。
これからも、2つの活動地域で、社員や家族、海外からの研修生やOBが地元の方や森林組合のみなさんと交流を図りながら、森林保全活動に取り組んでまいります。

タイ北部“FURUSATO”環境保全プロジェクトを実施

開発による森林の減少や土壌の劣化が社会的問題となっているタイ北部において、花王は2012年から、公益財団法人オイスカとともに、「タイ北部“FURUSATO”環境保全プロジェクト」に取り組みました。行政の担当者やタイの花王グループ社員に、地域の人たちや近隣の学校の生徒たちも参加する植林イベントを実施。森林を回復し、守る活動を通じて、5年間で、約35ヘクタールの土地に42,500本が植林されました。
2019年からの第2期では、植林した森を生かして作物をつくったり、地域住民の生活水準や技術向上を支援したりする取り組みのほか、地域の人々の希望を受けて、新たな土地でも植林を進めるなど、積極的に活動を進めました。(2022年活動終了)

タイの花王メンバーも加わっての植林活動

住民への環境教育活動も実施

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