column

『知る』から変わる
未来のわたし​

vol.06

早期発見・早期治療の
大切さ

お母さんの乳がんの治療がはじまって、なるべく一緒に病院に行って担当の先生の話を聞くようにしている。先生からはお母さんの乳がんは早期に見つかったので、手術はいくつかの方法があり、そのなかから選べると言われた。抗がん剤治療もいらないだろうとのこと。

そう聞いて少し安心したけど、やっぱり不安……。検索してみると、こんなグラフを見つけた。乳がんは早期発見であれば治る病気といわれている通り、早く見つかれば見つかるほど10年生存率は高くなっている。

乳がんの10年生存率

乳がんのステージごとの10年生存率を表したグラフ。 Ⅰ期97.7%、Ⅱ期87.9%、Ⅲ期63.4%、Ⅳ期18.1%。

乳がんのステージごとの10年生存率を表したグラフ。 Ⅰ期97.7%、Ⅱ期87.9%、Ⅲ期63.4%、Ⅳ期18.1%。

乳がんのステージごとの10年生存率を表したグラフ。 Ⅰ期97.7%、Ⅱ期87.9%、Ⅲ期63.4%、Ⅳ期18.1%。

出典:全国がんセンター協議会の生存率共同調査
(診断年1998~2008年 2022年11月集計による)

【コラム】 早期発見のメリット

早期に発見できれば、以下のようなメリットがあります。

  • 早期発見のメリットは生存率が高くなること。早期であれば、10年生存率は約90%。

  • 乳がんの手術療法は一般的に2種類あります。一つはがんとそのまわりの組織を部分切除し乳房を温存する「乳房部分切除術」。もう一つは乳房全体を切除する「乳房切除術」。しこりが小さい場合は手術法を選ぶことができます。

  • 早期の乳がんの治療は基本的に手術療法で、その前後に薬物療法や放射線療法などを組み合わせて行われますが、場合によっては抗がん剤が不要になるケースもあります。

  • 一般的に入院期間が短く、社会復帰が早い。

  • 手術、検査、投薬、入院費用などの治療にかかる費用の負担が軽い。・・・など。

お母さんが乳がんになって、がんに対するイメージがガラリと変わった。はじめに聞いたときは驚いたし、これからお母さんがどうなっていくのか不安しかなかった。でも、少しずつ乳がんのことを知っていくにつれて、誰でもかかる可能性があって、女性にとって身近なことなんだと知った。

そして、乳房を意識することって特別なことじゃなく、もし乳がんになっても早く見つけて、早く治療するために、「普段からの意識」がとても大切なんだということも。

家族や友だちだってがんにかかることがあるのは同じだ。だから、私の経験をまわりの人たちに伝えていくようにしよう。
そうすればきっと、「知る」ことがきっかけになって、みんなの日常が少しでも変わると思うから。

今まで、がんのことも乳房のこともまったく気にしていなかった私が変われたのは、「乳がんは身近なこと」だと知ったから。これからはもっと自分の体や乳房のことを大切にしてあげよう!

『知る』から変わる未来のわたし。

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JAPAN SOCIETY OF BREAST HEALTH <キャンペーン監修>認定NPO法人乳房健康研究会 認定NPO法人乳房健康研究会のホームページでは、乳がんに関する幅広い情報を発信しています。

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